たべたぁ〜い♡ | アルツフルデイズ

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アルツハイマー型認知症になった実母のことと、
アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねます

あーちゃんのホームの近くにはスーパーや衣料品店、雑貨店などが入った小規模なショッピングモールがある。
このところ外が暑すぎるのでそのショッピングモールへ行ってブラブラするのがあーちゃんの簡易散歩になることが多い。

それで先日、またそのショッピングモールへ行ったのだが…
特設会場でミ◯タードーナツと、和菓子の販売をしていた。

もちろんあーちゃんは釘付け!

と、牽制しつつ宥めて特設会場を通り過ぎようとするがなかなか動かないあーちゃん。

しばらく改装していた近くのお店がオープンしていたので、
とあーちゃんの気をなんとかドーナツからそらして特設会場から離れた。

しかし、その特設会場はショッピングモールのど真ん中に位置していたので避けようにも避けられない。

オープンしたお店を見て外に出たらまた目の前にはドーナツ。
どこのお店を見ても、外に出たら目の前にドーナツ。
あーちゃんの目の毒にしかならない。

お店を見ながら繰り返し繰り返し、あーちゃんの糖尿病の数値が物凄く悪いことを言い聞かせて、
その場ではあーちゃんも
ともっともらしく言うのだけど、
お店を出てドーナツが目に入るとそれまでの会話なんて全部吹っ飛んで、あーちゃんの意識は
「ドーナツを食べたい!」だけになってしまう。

何度か目に特設会場の前を通った時は、あーちゃんはもう我慢ができなかったのかドーナツに近づこうとした。
そして
と、80近いおばあちゃんが出したとは思えないほどの甘ったるい媚び媚びの声でワフウフに訴えてくる。


わかんなぁ〜い♡じゃねえ‼︎

そして、声だけ聞いていれば甘ったれているだけなんだけど、甘い声とは裏腹にドーナツとあーちゃんの間にあるワフウフの巨体をゴリッゴリに力を入れて押して強行突破しようとしてくる。
笑顔のままなのがまた不気味。

強行突破出来たら、ドーナツを買うつもりなのだろうか。どこまで考えての行動なんだろう。
あーちゃんは認知症だから正しい判断が出来なくなっているのは分かるんだけど、むき出しの欲望と執着が怖すぎた。


ドーナツを目にしてしまうと、どうしてもドーナツに執着してしまうので、仕方なくショッピングモールは早々に出た。
でも、あーちゃんの執着する「甘いもの」は歩いていればどこででも目に入るところにあるから本当に悩ましい。



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