紹介先の病院は、いわゆる「検診センター」的な、検査だけを請け負っているようタイプの病院だった。
この日、あーちゃんは朗らかではあったがあまり頭の調子は良くなさそうだった。
何故自分がこの病院へ来ているのか、この病院で何をするのか、何度説明してもあまり理解できず、覚えられない。
ただ、新しい病院の事をあくまでも「足の病院」だと思っていることが救いで(新しい病院のことは覚えているみたい)、
「足の病院で言われた」
と言えば、MRI検査にも疑問を持たずにいてくれた。
初めて認知症の検査をした時の脳ドックでMRI検査をしたから、その記憶と結びつけて抵抗されたりしないかな?と、ちょっと心配だったんだけどね。
思えば新しい病院で、診察後にMRIとSPECT検査のふたつの病院の予約を取ってくれた看護師さん(問診票の時とは別の人)も素晴らしい配慮を見せてくれて、
と眉間に皺を寄せるあーちゃんに、
と言ってあーちゃんの足をさすってくれたので、
あーちゃんも脳の検査=足という風に納得してくれたのかもしれない。
娘たちに言われるより、看護師さんに言われる方が説得力あるものね!
MRIの検査をする病院へは初めて行ったので、まず問診票を書いた。
そうしたら…これは初めてでショックだったんだけど…、
あーちゃん、自分の住所の一部が書けなかった。
この日は調子が悪かったから、もしかして今度のSPECT検査の病院では書けるかもしれない。
でも、もう、あーちゃんの頭からそろそろ自分の住所が抜け落ちていきそうなところまで来ているんだなあ。
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