先々週の日曜日、久々に千葉の船橋へ
母が運転する車に弟と乗り
おばあちゃんに三人で会いに行った。

おじいちゃんはすでに
僕が赤ん坊の頃に亡くなっており
母のお兄さん(おじさん)とふたりで生活していた。

今回はおばあちゃんの体調があまり良くない
とのことだったので見舞いに。
4、5年ぶりだろうか。
最後に見た頃より痩せ細った姿で
今は寝たきり状態になっていた。

そりゃそーだよね、もう94歳だもん。
心臓にペースメーカー付けて
女性の平均寿命を越えてるし。

昔、ペースメーカーが入ってる位置を
見せてもらったことがある。
確かに外からでも何か物体が入ってるような凹凸があった。

電子機器なので、携帯などの電波で誤作動が万が一発生した場合、
命に関わることはこれを機に知った。

だからこそ、シルバーシートに老人が座ったりするエリアは
気にしたりするようになった。

そういえば、おばあちゃんって
氷川きよしが大好きで
よくラジカセでかけて聴いていた。
テレビも録画して観ていたりした。

そんなおばあちゃんも
だんだん体調が悪くなり、
4、5年前会った時は
アルツハイマーになっていた。

おばあちゃんが
『てっちゃん、お昼はなに食べたい?』

「そーだなー、寿司かな!」

数分後、
『てっちゃん、お昼はなに食べたい?』

「ん?だから、お寿司。」

また数分後、
『てっちゃん、お昼はなに食べたい?』

「おばあちゃん、さっきもそれ言ったよ!」

『⁇』

この受け応えに驚いた。
数年前までこんなのなかったのだから。

でもね、突然そう自分が感じたということは
それだけおばあちゃんに会わないで過ごしてきたんだなって
気づかされた。

あの日、寿司屋で店の女将さんに
『あら、お久ぶり。』
と言いながらおばあちゃんは挨拶していた。
女将さんとは初対面。
この時に、僕は思った。
もうどんどん忘れていっちゃうのか…
と切なくなった。




そんなおばあちゃんが
つい先日亡くなった。

土曜日の朝、
僕の携帯に母から着信履歴があった。
すでに予想はしていた。
かけ直すと、たんたんと亡くなったことを伝えてくれた。

母は定期的におばあちゃんの容態を見に
車で千葉へ行ってたから
一番準備と覚悟ができてたんだと思う。

母からの電話を切り
なんとなく
洗濯物を洗っていた。
たぶん、気を紛らわしたかったんだと思う。

しばらくしたら
涙が止まらなかった。
本当に止まらんね。


でも、ぜんぜん後悔はない。
三人で挨拶しに行った時に、
寝たきりだったけど
何度も声かけてたら
目を少しだけ開けて
こっちを見て
何か言っていて頷いていた。

僕はおばあちゃんのおでこを触り、
生きてる温かさも感じることができた。

そのあと、弟も同じようにおでこを触って気持ちを伝えていた。

photo:01




本当は
三人兄弟妹の長男として
ひ孫の晴れ姿を見せたかったけど
叶えることができなくて
ごめんね。

もしかしたら、
これが唯一の後悔かも。

ありがとう、おばあちゃん。
本当に。



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