11月3週目の週末、

大学で勉強?してきました。

國學院大學(渋谷)

(写真は夜ですが、昼開始です。)

 

 

[「全国神楽シンポジウム2018

濃い内容で、怒涛の連続講演

(前半2講演、後半4講演+講演者全員トーク)

ちゃんと聴くって体力要る。

 

 

資料も貴重。

諸先生方が揃えて下さってる。

 

何十年も研究をされてる、

民俗芸能博物館神楽研究所長の

報告書29ページや写真の数々も。

(まだ本にもなっていない)

神楽の意義

 

●様々な要素を含む文化面。

●地域での結束や振興面。

●なにより神事であるから精神面。

 

 

特に古代からの成り立ちについては、

だいぶ整理して理解できました。

 

●元は宮中鎮魂祭の一環。

●宮中以外でも舞われ「里神楽」に。

地域の舞と合わさり、

「神楽」と付ける事で格付けになった。

●神楽から猿楽、狂言も。

 

 

宮崎県主催なので、

宮崎や九州の神楽パンフも多数。

 

 

講演では、岩手県花巻市岳地区

保存会会長(代々継承、禰宜)のお話も有り。

福島・信夫山の先祖時代と共通点あった。

 

全国には5000種を超える神楽があり、

山だから共通とは限らない。

特にシステム↓が似てるのが興味深い。

●「六」供坊(僧)と禰宜(宮人)

 

他の、●山伏神事。●権現信仰。

などは共通になりがち。

 

神楽と山伏の関わりは、

慶應大教授で修験学会会長の講演有り。

●神楽は山伏(修験道)修行の一環。

●稚児舞も修行の意あり。

 

 

2日目は、2講演と実演

自由席なので、早め到着で正解。

 

 

全国で5000種のうち200の神楽が宮崎に。

宮崎では地域で7系統に分類される。

その1系統、高千穂の夜神楽の実演。

 

現地では夜に行う夜神楽と、

昼に行う昼神楽があります。

(※周囲に要配慮で写真OK、フラッシュNG)

 

最初に神庭を浄める演目と、

 

 

弓で悪魔を祓う演目。

(講演的15分休憩)

その後、5演目が切れ目なく続く。

 

現地では14時から一晩中

翌日の昼頃まで(!)33演目との事。

岩戸開きの神事舞。

 

高千穂町には天岩戸神社と

天照大神が隠れた岩屋があるので、

神話の神々が多く登場する。

 

 

 

(左)岩の前で面白く踊った天鈿女命。

807年の「古語拾遺」で神楽の起源とされる

神楽では静かな舞。

 

(右)岩戸を取り払った天手力男神。

キメの仕草が歌舞伎みたいでした。

 

 

担当の家が順番に自宅を開放して行い、

(or現代は公民館の場合も有り)

儀式料理のふるまいもする。

(神事の一環で集落ごとのしきたりなので

観光客から飲食要求するものではない。)

 

今季、高千穂では11/17~2/9まで、

土曜を中心に18夜、行われます。

(公式サイトコチラ

 

 

神楽の盛んな地域もあるが、

負担も大きく毎年各地で消滅している。

次世代への伝承は瀬戸際。

仮面や衣装など細かい調査は少ない

 

観光の呼び物としてだけではなく、

神事として精神性を伴う本物を続けるには?

 

地域と寄り添いながら、

学会と連動・発信が必要。

などなど、今後の課題もお話がありました。

 

 

個人が出かけるのももちろん良いですし…

行政や力ある人に理解深めて欲しいです。

 

無料の講演でしたが(先着?抽選?)

とても勉強になった2日間でした。

 

 

※記事を書いたのは11/25。

翌日事件が起こり…。

犠牲になられた方はもちろん、

地域の為にご尽力されてる方々が気の毒でなりません…。

 

 

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芹沢友綺
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