盛岡食いしん爺日記

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今年の7月から、盛岡の北の街月が丘に移転した中華料理「SAKURA」。

どんな風になったのか気になっていた。

まだ夜は蒸し暑いなか出かけてみた。

今の店探しはいとも簡単。

場所の見当はついていたが、ナビに住所を入れた。

駐車場はちょっと離れた場所だったがすぐに分かった。

歩いて1分で目指すSAKURAの前に着いた。

 

 

もう十数年前だが、来たことがある。

前は居酒屋だった。

あの時は数人で入った。

どういう経過で、

街の中心から離れた北のみたけの街で飲んだのかは定かではない。

ただ始めは盛岡の繁華街で飲んでいたと思う。

 

さて、中はどうなっているのだろう。

 

 

Summer · Joe Hisaishi

 

 

賑やかで活気があり、お客さんは楽しそうに笑い食べている。

次々に注文が入っている。

八幡町で営業していた頃は、マスターとお母さんだけだったが、

若い人のスタッフも複数。

案内されて奥へ。

 

 

その夜の打合せの後、サクラに行くと話すと、

一緒に行ってみたいとある方が言った。

ではと二人でやって来た。

それもあり、ナビに頼って確実に早くと思ったのだ。

 

まず餃子を注文。

「そうそう、これこれ味のついた餃子!」と向かいの人。

それぞれ2個ずつ。

もちもちの皮の中にたっぷりの餡。

以前と変わらずに美味しい。

 

 

一緒の方は、あんかけ焼きそば。

麻婆系などと並んでサクラの人気メニューの一つだ。

たつぷりの海老がプリプリで美味しく、キクラゲの食感もいいとご満悦。

野菜もたっぷりの餡が、焼きそばをすっぽりと包み込んでいる。

美味しそうだ。

 

 

私はじっくりメニューを見て選んだ。

ディナーメニューの短期間限定「奥いちきみ」を使ったチャーハン。

奥いちきみと奥中山のレタスのチャーハン。

この「きみ」を共通語ではとうもろこしと言うが、

標高400メートルを超える奥中山高原で育まれている。

寒暖差が甘味を強くする。

1本のとうもろこしから1個だけとる。

1個にかけて「いちきみ」と言うらしい。

8月から9月上旬が収穫の時期。

生でも甘いそうだ。

奥中山の坂松農園のオリジナルブランド。

老舗の洋食屋「むら八」でもお目にかかった。

後は材木町の「よ市」でも焼いたとうもろこしを食べた。

とても甘く美味しかった。

ところで今「もろ活」がトレンドらしい。

 

 

 

 

お~!

奥いちきみがたくさん入っている。

レタスのシャキシャキ感もいい感じ。

美味しいチャーハンだ。

レンゲを持つ手が忙しくなる。

なかなかのボリュームだが、一気に完食。

退院したばかりなので、何となくしっかり意識して噛んだ。

サクラでは地元の季節の味も楽しませてくれる。

 

 

向かいの人に津軽は岩城山麓の嶽キミのことを話した。

あそこも500メートル前後の標高がある高原でとうもろこしを育てている。

特に朝どりはとても甘い。

だいぶ前に初めて食べた時は驚いた。

昭和の時代に家畜の飼料用から始まったが甘さが評判となり、

さらに改良され、今や全国ブランド。

栽培農家も多く、道路に農園の直売所のテントが建ち並び、

どこで買おうかと悩むのだ。

ネットで配送してもらうのもいいが、

時間をかけて現地に行き、

帰りに津軽の岩木山神社や弘前の街などを巡るのもいい。

道程の間に物語が隠れて待っていたり。

それが、ますます嶽キミを美味しくする。

今年は行けるだろうか。

奥いちきみもこれからが楽しみだ。

来シーズンは坂松農園を訪ねてみたい。

 

サクラのマスターとお母さんに挨拶し、店を出た。

盛岡で暮らしていても、なかなか行かない地域もある。

そこを巡るのも楽しそうだ。

今年の「もろ活」は奥いちきみのチャーハンから始まった。

しかし、うかうかしていると、

とうもろこしのシーズンが終わってしまいそうだ。

 

 

 

 

 

 

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