盛岡食いしん爺日記
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雫石のありね山荘の温泉に入り、リフレッシュ。
行く途中、小岩井農場は向日葵。
ゆっくり盛岡へ帰りながら思った。
鮨を食べたい。
好きなネタを並べて食べたい。
そんな時回転鮨は便利。
盛岡に着く頃にはとっぷりと暮れていた。
日毎に陽は短くなる。
ちょっと淋しい。
回転鮨「清次郎」の津志田店に到着。
MILONGA - Astor Piazzolla
席に案内されるなり「アラ汁」を頼む。
ある限り迷わず注文する。
荒とはいえ身がたっぷり。
魚の旨味が汁に溶け込み、大根にみ染みている。
知る人ぞ知る人気のメニュー。
これを2杯とご飯があれば満足するかもしれない。
初めてらしい隣の人にも囁いて教えたくなる。
いきなり黄金皿。
贅沢感溢れる蟹、平目と鮪の三味。
どれも美味しい。
もう少し鮪が食べたくなり注文。
存分に鮪を味わう。
ホヤの握り。
学生時代の夏休みに東京から帰省すると、
父がホヤとビール。
こっちを見て、ホヤを食べながらビールを飲むと、
喉越しがいいのだと言っていた。
二十歳を過ぎると、父はよく酒と肴の話をした。
ちょっと大人になった息子に嬉しそうなほろ酔いの顔だった。
父と二人で飲んだのは、一度だけかもしれない。
まだ父がサラリーマンだった頃、盛岡で待ち合わせをして飲んだ。
行きつけの店で、店の主人とは心が通う感じに見えた。
話ぶりを横で見聞きし、二人とも大人に思った事を覚えている。
たぶん父は息子と酒を酌み交わすのが夢だったのだ。
後から親戚から聞いたが、ニコニコして嬉しそうに話していたらしい。
今は、父の人生を追い越しかけて生きている。
ほろ苦いホヤ。
レモンを絞りさっぱりと。
美味しい。
その夜、一緒に来た方が、
あまり食欲がないので誰かと食べたかったと言う。
そういう時も回転鮨は便利だ。
ネタは回転しないが、
盛岡市回転鮨の「清次郎津志田本店」で好きな物を好きなだけ。
それに、一貫でいい時はシェア出来る。
自家製のガリも甘味、酸味とほどよい苦み。
美味しいのだ。
清次郎特製の蒸し海老。
肉厚で歯ごたえもあり、濃い海老の旨味。
紋甲イカの漬け。
生は完売だった。
漬けも美味しいと二人で一貫ずつ。
焼トウモロコシの握り。
バター風味で香りもよく美味しい。
二人の共通点はイカ好き。
スルメイカを注文。
噛むほどに甘味を感じて美味しい。
一緒の人に大葉入りを譲った。
清次郎のネタは活き活き。
何せ老舗の魚屋が営む回転鮨。
一緒の方は、そろそろOKと言い、
おしまいにワサビのきいた納豆巻きを注文。
食べながら、「おー、効きますね、を連発」。
私は、自家製の干瓢巻き。
甘く煮た干瓢と上質の海苔がご飯を美味しくしている。
お茶を飲みながら、
昔は、どんどん皿を重ねたものだと言う。
確かに会計が怖かったほど(笑)
管理職になり立ての頃、
仲間の若い職員と来た時、
何でも好きなだけ食べていいよ、と言ったものの、
重ねていく皿に驚いたものだ。
それでも遠慮している様に見えたので、
どんどん食べて、と言うと、
ニコニコして数枚を追加した事を思い出す。
若い頃は、デートに来ても楽だった。
互いに好きな物を注文しては食べた。
懐かしい思い出も尽きない清次郎津志田本店。














