盛岡食いしん爺日記
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盛岡からは国道106号線を東に行けば三陸の宮古に。
国道46号線を西だと秋田まで。
三陸の海で、日の出を拝み秋田に向かえば、
日本海に沈む夕陽を見られる。
国道4号線を北に行けば青森、南下すれば仙台、福島などへと続く。
道や鉄道の十字の交差点。
何処へ行こうかと迷う楽しみがある。
それなのに何故か西へ向かうことが多い。
何しろ、繋、鶯宿、網張、国見や滝ノ上と温泉が多い。
歳を重ねて気がつけば、温泉は欠かせない暮らしの一部。
今日も西隣の町、雫石へ。
近頃、ゆとりを持って温泉に向かうので寄り道が多くなった。
雫石川園地を通ってみた。
御所湖の水は多く、埋没林が見えた。
ただ延々と桜並木が続く園地の桜はまだ蕾。
雫石の街の方へ。
ふと思い出した。
以前、街の中にあったパン屋のネージュの店。
パンが並び小さなカフェもあった。
それが、移転したと聞いた。
しかし、場所は分からない。
車を停めてナビに入力。
雫石の運動公園の野球場の近くだ。
ナビに従う。
住宅街に目を引く建物。
駐車場もゆったり。
テラス席も見えた。
C'est si bon · Emilie-Claire Barlow
「パン工房ヒロ・ネージュ」
開放的な空間にゆったりと曲線のカウンターにパンが並ぶ。
カフェは2階もある様だ。
広々としてテラス席も。
窓際の席からは、野球場の奥に岩手山。
カフェは4時までだったので30分ほどある。
ひと休みには十分だ。
ミカンジュースとはっさくのデニッシュ。
雫石にあった店から移転。
建物の大きさからして工場とパン屋とカフェを一緒にしたのだろう。
ちょっと気になりググってみた。
1998年7人で「南部小麦と天然酵母と仲間たち」を設立。
減反による小麦の付加価値を高めるためパンを作ることに。
2000年にパン工房ネージュを開店する。
2012年によく行った雫石の街のカフェも開店。
その後「パン工房ヒロネージュ」に改名し、
2023年4月に今の場所に建てられた。
ということは、丁度3年。
もう何年も来ていない。
小さかったカフェも広々として素敵になっていた。
ミカンの味が濃く好きな感じだ。
爽やかな気分になる。
口の中で瑞々しい果汁が零れる。
甘酸っぱい~
台の甘すぎないクリーム。
見た目通りの美味しさ。
パンを買いに来るお客さんが後を絶たない。
父と小学生高学年ぐらいの男の子が入ってきた。
店のスタッフと話している。
「大きくなったね」
と言われ「頑張ってね」の言葉に頷いてパンを抱えて帰って行った。
住宅地の中にあるので自転車や歩いてくる人も。
やり取りを聞いているだけでも楽しくなる。
パウンドケーキも。
パんやスイーツのほかに自家製のジャムも並んでいた。
「南部小麦と天然酵母と仲間たち」として7人が集まり、
転作の南部小麦をパンにする。
地元を盛り上げようと言う心意気が、
形が変わってもコンセプトはしっかりと息づく。
雫石に暮らす人とも繋がっている様に見えた。
リーズナブルな価格も嬉しかった。
楽しそうに家路に向かう親子の姿を見ていた。
新しく生まれ変わっても地元の人に愛される「パン工房ヒロ・ネージュ」。
寄り道してよかった。
あっ!
そろそろ温泉に行かないと。












