盛岡食いしん爺日記
<音楽が流れます。音量に注意してください。>
先日、西和賀から秋田の横手まで出かけた。
心躍る小旅は、まだ昨日の様に余韻が波打っている。
仕事もあるが、揺れる心。
「迷う時は、行動を」と悪魔の囁き。
「疲れているから気分転換も必要だ」
都合のよい考えばかりが続く。
急ぎではないが、盛岡の北の方に用事がある。
簡単に済んだ後、北へ。
一旦アクセルを踏むと、迷いは消えていた。
どんどん走る。
盛岡の北隣は滝沢市。
だが市街地は続いている。
更に北へは国道4号線を一戸や二戸に向かう道と、
鹿角方面へ向かう国道282号線がある。
282号線に。
滝沢市から秋田と青森県に接する広い八幡平市。
西根町、松尾村、安代町が合併した。
旧西根町は大更、平舘と集落が連なるが、
今はバイパスで一気に抜ける。
旧道を走るのが好きだが、今日は出発が遅かった。
私は、中学2年の5月から卒業まで旧安代町にいた。
ちょっと行ってみたくなったのだ。
行き交う車も少なくなってきた。
快調に走る。
竜が森に向かって上り坂が始まる。
一つ曲がる度に雪が多くなる。
峠の辺りで左手に安比高原スキー場。
まだしばらくはスキーが出来そうだ。
峠の辺りで標高は500メートルに近い。
昔は、九折の道だったが、今は緩いカーブで道も広くなった。
それでも冬場は危険な道。
Shiny Stockings · Count Basie And His Orchestra
峠を過ぎると一気に下れば旧安代町。
左手に民宿街。
時折小さな集落があり、その先に緑の看板が見えてくる。
豆腐や豆腐ドーナツで人気の「ふうせつ花」だ。
ここによると、いつも色々と買い込んでしまう。
「ふうせつ花」から東西を山並みに囲まれた細い盆地を走る。
峠を抜けて始めて街らしい光景になる。
旧安代町の中心の荒屋新町。
あまり変わっていない、懐かしい風景に車を停めた。
T字路から右に折れるとJR花輪線の荒屋新町駅。
通りから駅まで家並みが続いて店もあったが、
歯が欠けた様に空き地が目立つ。
通りは家が連なっているが、商店の数がはかなり少ない。
昔は、人通りも途切れなかった。
この道を中学校まで通った。
同級生の数人と一緒に歩いた。
中学では確か1学年で5クラスあったと思う。
北の田山にも中学があり、一度行ったことがある。
けっこう生徒達が沢山いた。
更に北の田山地区へ行ってみよう。
また峠があり、貝梨峠という。
ここに分水嶺がある。
日本列島には中央分水嶺帯がある。
詳しくは分からないが、
ある山を起点に太平洋と日本海に水の流れが分かれる。
ここで水の流れていく先が別れるのだ。
峠の標高は400メートルを超えている。
峠を下ると、田山地区。
人影は見えない。
田山の中学がどこにあったかも定かではない。
中学生の頃、
スキー場の斜面を見て急すぎて自分には無理だと思った。
夕飯にしようかと、田山ドライブインまで行ったが店は閉まっていた。
ちょっと気になりスマホで検索旧安代町の人口を調べた。
えっ!
最盛期は1万2000人を超えていたのに、
今は、3470人とは・・・
来た道を戻ろう。
荒屋新町を過ぎ、安比高原の辺りに着くと、
陽は沈み暗くなり出して来た。
温泉に入ろう。
民宿街を抜けたが、スキーブームの頃の面影はない。
人影もなく静まり返っていた。
安比高原スキー場の方へ。
安比温泉「白樺の湯」。
露天風呂が入れないが、その分入浴料が安くなっていた。
小さめの露天風呂が数カ所にあり楽しい温泉なのだ。
近頃、肩のほかに両膝や腰も痛む。
広い内風呂で四肢を伸ばす。
心も解放されてくる。
風呂上りにミネラルウォーター。
さて、後は夕飯だ。
高速道路を使い、急いで盛岡へ帰るか、
あてもないが下の道を走るか。
今日の小旅は、殆ど人と話していないなぁ~
ゆっくり帰るとしよう。
平舘辺りから、道の両側に家が並ぶ。
大きくはないがショッピングセンターや所々に飲食店も。
大更に入って、駅前が再開発されたことを思い出し、
駅の方に向かった。
狭かった道は広々としていたが、まだ建物も少ない。
古い家並みが懐かしい。
すると飲食店らしい灯り。
「つどい」というまだ新しい看板。
「お好み焼き、鉄板焼き」の店じゃないか!
時計は7時を回っていた。
車を停めてスマホを持った。
地元で愛されてきた「つどい」は前の店が手狭で2025年の春、
新しい駅前の商業地にいち早く出店したという。
ドアを開けると、中はとても賑やかだ。
テーブル席、小上がりにカウンターも。
どのテーブルも盛り上がっている。
メニューに海ぶどうがあるじゃないか!
すぐに注文。
タレの酸味もいい具合で美味しい。
今まで食べた中でも一番の食感!
しかもたっぷり。
鉄板でラムを焼くことにした。
厚みもあるが、やわらかく美味しい。
続いて海鮮のお好み焼き。
たっぷり入っている。
よくかき混ぜねば。
嬉しいほど大きい。
いい具合に焼けてきた。
美味しそうな焼き色。
ソースを塗り、鰹節を踊らせる。
小瓶の青海苔が残り少なかったが、すぐ店の方が取り替えてくれた。
青海苔をたっぷり。
ますますいい匂い。
う~ん、美味しい!
イカ焼きも。
新鮮なイカが色づいて行く。
バターがにくいなぁ~
やわらかくバターが染みて最高!
〆は焼きそば。
どうして鉄板で焼くとこんなに美味しいのだろう。
自分の腕はともかく、熱々の鉄板と食材がいいのだ。
こんな焼きそばが食べたいのだ!
美味しい~
家族連れ、仲間達、カップルのテーブルと地元の人達なのだろう。
それぞれに賑やかで笑い声が店の中に響く。
騒々しいが全く苦にならない。
日曜の夜というのに、皆で一つの宴会をしている様な錯覚に。
初めて入った八幡平市大更駅前、
お好み焼き、鉄板焼きの「お好み焼きつどい」地元の人の集いの場。
今日もよい小旅になった。
八幡平市大更の駅前
「お好み焼きつどい」

























