盛岡食いしん爺日記
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創業が1943年というから昭和18年。
屋台から始まったそうだ。
昭和の中期から、ここ肴町で始まった。
3代にもわたる長い歴史を持つ「たかみ屋」。
私のたかみ屋デビューは昭和の後半。
職場の先輩に「うまいラーメン屋がある」誘われた。
一時店を閉めたこともあったが、
今では店も改装され落ち着いた店構えだ。
始めは濃いめの味に戸惑ったが、
食べ終わる頃には、残ったスープを何杯も飲んでいた。
一人で来たり、誰かと食べたりとよく訪れた。
私が特に好きなメニューは、
ラーメン、うまにラーメンとカタ焼きそば。
改装され、ラーメン、うまには食べた。
店の人や地元の人は「うまに」と呼ぶ。
今日はカタ焼きそばにしようと決めていた。
時間は1時45分。
行列の出来るラーメンの「たかみ屋」。
流石に平日のランチ時間を外せば並ばなくてもいい。
ただ休日は、この時間も並ぶ人を見かける。
I Let a Song Go Out of My Heart · Duke Ellington & His Orchestra
以前はテーブル席と小上がりだった。
今は、ほかにカウンター席があり、
モダンな中華レストラン風。
昔は一人で来ると「相席でよろしいですか?」と聞かれたものだ。
カタ焼きそばが運ばれてきた。
何年ぶりだろう。
艶々と輝く餡。
甘酸っぱくて食欲をそそられる。
カタ焼のカリカリの麺をすっぽりと覆い隠している。
昔より餡がたっぷりになった気がする。
だいぶ昔、
雫石スキー場で昼からナイターの終わりまで滑っていた。
そんなある日のこと、
最後の一本を滑り、リフト乗り場に戻ってきた。
スキー靴をスキーから外し肩に担ぐ。
リフトの腰板をパタンと閉める係の人達が話していた。
明日は休みらしく、
「明日、たかみ屋さ行くべ」
「うん、いいね~行くべ、行くべ」
地元のおばさん達の会話を聞き、
スキーを担ぎながら仲間と思わず笑ってしまった。
隠れていた麺を餡に絡ませると、しなしなとする。
二つの食感を楽しめ、とても美味しい。
食べ始めると、もうかっぱえびせん状態。
箸が止まらないのだ。
一緒に色々な人と此処に来た。
次々と浮かんでは消えていく。
逝ってしまった方もいるが、みんなどうしているだろう。
風の便りが届かないのは、元気な証だろう。
そう言えば、今日から「花巻まつり」が始まった。
430年を超える歴史があり、
山車が街を練り歩き、凄い数の神輿が川の様に目抜き通りを流れる。
鹿踊り(ししおどり)も見ものだ。
今日の夜は、篝火の中で鹿踊りが披露される。
メインの通りの近くでは、道の両側に露店が並び、
車道は歩く人で埋まる。
普段は静かになってしまった花巻の街が祭りの日だけは凄い人混み。
高校時代は友達と祭りを見て出店を覗いて歩いた。
同級生の女の子と見に来た事もある。
それが2人ではなく、それぞれ妹が一緒で、
確か4人で鮨を食べたと思う。
それでも友達達に抜け駆けだと言われたっけ。
しかし、長く生きてきたものだ。
想い出が尽きない。
記憶は想い出すたびに上書きされるという。
ある部分だけが強調されるのだろう。
今のうちに色々と書き留めておくのもいいかもしれない。
さて、今宵はどうしよう・・・












