盛岡食いしん爺日記
<音楽が流れます。音量に注意してください。>
お盆で盛岡から花巻の実家へ。
里帰りと言っても車で1時間程度。
今年は訳あって生まれた街の一関は取りやめ。
盛岡から国道4号線を南へ。
隣の矢巾町、更に紫波町と街並みが続く。
やはり普段より車が多い。
街並みが途切れ途切れになる辺りまで来れば花巻は近い。
何度か通っては気になっていた店が見えた。
国道沿いにある建物に大きな字でCOFFEEとDRIVE THRUと書いてある。
少し時間があるので寄り道。
「気になる店は、行ける時に行くべし」
が最近のモットー。
珈琲を買い、実家で飲むことにしよう。
Que reste-t-il de nos amours? · Avalon Jazz Band
どんな店だろう、オーナーはどんな人だろう。
そして、どんな味だろう。
初めての店に入る時の例のちょっとしたワクワク感。
何度も前を通っているのでなおのこと心が弾む。
この感じ、近頃少ない気がする。
入ってすぐ目についたのは年代物のエスプレッソマシン。
イタリア製のビンテージものだろうか。
好きな珈琲の香りがする。
珈琲やスイーツは美味しいに違いないと思った。
カウンターの奥の壁の世界地図。
国の一つひとつが木で出来たパズルになっている。
木の棚にはスペシャリティ珈琲の豆が並ぶ。
個性的なパッケージのデザイン。
不思議に店の雰囲気とあっている。
ドライブスルーでもあり、車が停まっている。
店の中にお客さんの出入りが続く。
かなりの人気の様だ。
小さな空間だが、あちこちに木が使われている。
カウンターには木の電卓まで置いてあった。
実家に着いた。
仏壇の周りはお盆用の行灯などで飾られていた。
父や母の写真はまだまだ若い。
今の自分の方が確実に老けているだろう。
線香をあげ手を合わせるが、いつも妙な感覚。
居間で珈琲と買ってきたケーキを前に色々と話すうち、
МINARI(ミナリ)COFFEEには、よく行くと言う。
2022年に開店したそうだ。
「МINARI」の名は店主と共に働く方の名前からとったらしい。
スイーツは、レモンケーキとガトーショコラ。
美味しそうで手が伸びたのだ。
素材を活かし丁寧に作られていると思う。
とても美味しく珈琲とよく合う。
時々、限定のクロワッサンが出る日もあるそうだ。
珈琲は深いコクがありながら、喉越しがいい。
酸味、苦味と甘味のバランスがとれている。
飲みながら店主の珈琲を淹れる真剣な眼差しが浮かんできた。
近頃、自分に欠けている表情を見た気がした。
蒸し暑さにかまけて緩んでいる自分。
この頃、どうも反省材料ばかり・・・
実家のワンちゃんが私を見る眼差しも真剣だった。
帰りにまた店の前を通った。
ドライブスルーの方に車が停まっていて、
出入りするお客さんも絶えない。
国道沿いの田園風景の中にポツンとある素敵な珈琲店。
エスプレッソを片手に外で曜日限定のスコーンやクロワッサンも食べてみたい。


















