大学病院の診察日だったから
今朝の散歩の時、かわい子ちゃんに
「病院だから居ないからね」と伝えた。
そしたらフリーズ![]()
私を見ません![]()
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書き残したい話が幾つかあって
今日は、その中の1つを。
ボクはハイイロオオカミの「OR93」という名前でした。
2019年にオレゴン州で生まれたんだ。
でも…先月、車に撥ねられてボクはもうこの世に居ない。
子孫を残す為に、旅に出てる途中で事故に遭ったんだ。
危険もあったし、人間も怖かったけど、勇気を振り絞って遠く遠く旅をしていた。
ボクらの祖先は、かつて北米に200万頭居たんだ。
だけど…人間の政府っていう所が、駆除プログラムっていう怖い決まりを作って激減してしまった。
それからは…カリフォルニア州に生息してる祖先は皆居なくなったんだ。
それは1920年代のこと。
カリフォルニアは元々ボクら祖先の生息地だったのに。
1960年代からは絶滅危惧種として保護の対象となる。
ボクは、今年1月にカリフォルニア州へ向かった。
少し足を踏み入れたんだけどオレゴン州に戻った。
そしてまた、2月に旅に出た。
独り立ちしたボクらは女の子を探して、長い距離を旅するんだ。
群れから離れて遠くまで旅に出るのは何故だか知ってる?
それは、近親交配で起こる絶滅を避けたいからさ。
自然がいっぱいだったのに、道路が幾つも造られて、今のボクらの生息範囲は道路で区切られてしまった。
だから、狭い範囲にボクらだけじゃない、他の動物も押し込められてしまったんだ。
野生動物の近親交配は大きな問題になっているそう。
ボクは再度カリフォルニアへと旅に出た。
今度はロサンゼルスのすぐ近くまで辿り着けた。
南を目指してオレゴン州から1500kmの旅をしたボク。
なのに、ダウンタウン迄あと120kmという所、高速道路と側道が通ってるその近くでボクは撥ねられてしまった。
トラックに乗ってる人が横たわった死んでるボクを見つけてくれたんだ。
11月10日だった。
ボクの身体は左後ろ足に酷い組織外傷、膝の脱臼、お腹の組織外傷があったらしい。
ボクに電波発信器付きの首輪を付けたオオカミ保護活動家は、ボクの死がとても辛いと言った。
「想像もしなかった距離を旅して、ロサンゼルスのすぐ近くまで来ていたその勇気と大胆さは、大きな希望になっていた。オオカミが再び野生の状態で自由に歩き回る世界が、どのようなものかを垣間見せてくれた。OR93に感謝する」と言った。
ボクは旅の途中。
群れに帰ることは出来なかったけど
必死に生きていた。
ボクの軌跡が
オオカミ界の希望になるといいな
ボクは OR93
〜HOPE
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