お兄ちゃんと最後に交わした言葉を
ふと思い出した。亡くなる前日に
「じゃあな」って振り返って言った。
「うん」て頷いた私。
最近よくお兄ちゃんの事を思い浮かべる。
お兄ちゃんの幼少時代をもちろん私は知らない。
お兄ちゃんが小学生の時代、幾つかの事は覚えてるけど、ほとんど記憶に無い。
お兄ちゃんの中学時代からが、小学1年の私の記憶に刻まれている。
不良少年が普通なんだと思っていた。
両親が遅くまで仕事してたからか、時々お兄ちゃんは私を連れ歩いた。
おじいちゃんは早く寝てるし1人は怖いって泣くから。
お兄ちゃんの男友達も女友達も可愛がってくれた。
シンナーの臭いがペンキの臭いだと思ってた頃、溜まり場だったお兄ちゃんの部屋には入っちゃ駄目だと両親から言われてた。どうして駄目なのかが分からなかった。
小2くらいの頃、夜、1人残して行けなかったからか暴走族の集会へ私を連れて行った事がある。
お兄ちゃんの前にまたがって初めてバイクに乗った。
集会場所まで来たお父さんがお兄ちゃんを殴ったのを覚えてる。
手を引かれ帰る時「やだやだ!!お兄ちゃ〜ん」て泣いたな。多分、殴ったお父さんの事が怖くなったから。
「先に帰ってな!お兄ちゃん明日帰るから」って言ったけど暫く帰って来なかったのは鑑別所へ入ってたからだと後から知る。
小5の頃、お兄ちゃんのケンメリにも乗せて貰った。
「どうしてお兄ちゃんの車はポンポン弾むの?」って言いながら乗るのが楽しかった。
不良少年から愚連隊、今は何て言うのかな?半グレ?に差し掛かった頃に、離れにあるおじいちゃんの部屋の隣に住み始めたお兄ちゃん。
両親が「〇〇〇を部屋に入れるなよ!」って言ってて、だんだんと遠くなっていくようで寂しかったけど、内緒でたまに遊びに連れてってくれた。
お兄ちゃん的には、連れてっても大丈夫な所を選んでいたんだろうけど。
『小学校卒業おめでとう!お兄ちゃんは仕事で居ないけど中学生頑張るんだぞ!お父さんとお母さんの言う事をちゃんと聞いて待っててな!お兄ちゃんより』
これも後に知った事だけど少年院へ入ってたお兄ちゃん。手紙はお兄ちゃんからだったけどシャープペンのセットは両親が用意した物だった。
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コメント欄はそのままだけど
入れずらいと思うので気にしないで下さい





