4ヶ月の入院のあと
X’masの日に退院した
コジロウ
といってもまだ生後半年ちょいの
可愛い赤ちゃん

左右真っ二つに折れた
下顎の骨折には
犬歯と犬歯にワイヤーを括りつけ
顎の骨がくっつくようにしていた
ワイヤーを取るのは全身麻酔になるから
体調が良い時にと話が決まっていた


退院後
まだ顔が曲がったままのコジ


体温調整の出来ないコジロウは
部屋を28℃に保ち
解放したままのケージの中に
ダンボールの小部屋とトイレ
小部屋にはホットカーペット
夜は小部屋の入口に
フリースを掛け
ケージを毛布で囲み
カーテンには更に
吊り下げ加工した毛布を
掛けて冷気を遮断し
とにかく部屋を暖かく

それでも時々低血糖や低体温で
グッタリしてしまって
病院で点滴をして貰っていた

退院して1ヶ月くらいは
警戒心がいっぱいで
私が居るとご飯も食べず
小部屋からも出てこない


それがだんだんと
信頼関係が出来てくると
①、②にあるようにコジロウなりに
気持ちの表現をルーティーンに
表すようになって
それがとても愛らしかった



ただ、身体を触ろうとすると
治療や強制給餌を
思い出すのか嫌がり
小部屋に逃げ込んでしまったけど
それも次第に緩んできて
頭を撫でたり少しの間抱っこが
出来るようになってきていた


コジロウはグルーミングや
爪研ぎをしない
というより知らなかったのかも
触れ合って、見て覚える時期に
親である、ももちゃん達との時間が
あまりにも少なすぎたんだろな

遊び方もよくわからないのか
羽じゃらしを目で追いかけて
手をチョンと出すだけの静かな仕草
それでも遊びたい気持ちは
伝わってくる



4月になって犬歯のワイヤーが取れ
コジロウ本人が楽に過ごせるように
なってきた頃には
顔つきも変わってきていた



けれども
いっぱいご飯を食べても
成長は止まったままで
体重も1.2kgと変わらずだった


その1年半前に保護したロックが
退院して歩けるようになるまで
使っていた部屋が

コジロウの匂いのする
陽の当たる
静かな部屋になっていた


コジロウと2人だけの時間を
過ごす部屋は心地よかった




それから夏の間は比較的
元気に過ごし
秋に差し掛かる頃
先生が言ってた通り
コジロウは
目が見えなくなってきてしまった