いつも本音で語られる獣医さんのブログです![]()
自分の身体の一部であるほどに愛した動物さんとのお別れは、
哀しくて、苦しくて、どうにも耐えられない経験の多い飼い主さんたち
私もその経験者のひとりでした![]()
愛犬愛猫の闘病中、6年の間 出来ることなら愛する我が子を たとえ動物さんであっても尊厳死なるものを理想に出来たら…そう思っていた私でした
愛犬ピョンタの時は、僧帽弁閉鎖不全症・気管虚脱・胆嚢に石を持ち…
肺水腫を2度も起こし、やっと危機を脱したと思えば利尿剤で腎臓に危機が起き、やっとそれも落ち着き心臓がありえないほど安定になった
喜んでいたのも束の間のこと、今度は胸部気管虚脱になり、お薬を使うもその効果はだんだん薄れ、とうとうどうにも手の施しようのない咳で日々悩まされました
またある時は 胆嚢に出来た石が3つも胆管に詰まってしまい胆管閉塞
14歳の複数の病気を抱えた状態の子には、なにもすることはなく
最期は家で看取る覚悟で病院を後にした私
その時その時が、いつもこれで最後になってしまうハイリスクと向き合ってきたピョンタと私
けれど運命なのか、生命力なのか?いや 多分どちらも持っていたであろうピョンタは…CTを撮るための造影剤で?その胆管を塞いでいた3つの石が奇跡的に動き 胆管閉塞から脱したのでした
結局、ピョンタは気管虚脱の咳を鎮めるために行っていた治療
4種類の飲み薬の効果が徐々に薄れ、注射4本にかえるようになった
その注射がとても染みて痛いらしく 病院でお利口だったピョンタがギャン鳴きして怒るほどにもなったのです
ベルトファールシロップは小さなピョンタの体にはキツかったのか、いつもフラフラになり 覚醒してもぼんやりし、ごはんの食べる量も減ったのです
ある日のこと 止まらない咳でいつもの咳止め注射に行きましたが…
まだ打ってもいないうちから、打たないでくれ‼️ のギャン鳴きと私にしがみつき 注射を拒否するピョンタ
ギャン鳴きの影響でそのまま気管虚が塞がり窒息死するのではないか?という心配と、そんなピョンタへの対応に困っておられる院長先生の姿
その日を最後に、私の気休めの咳止め治療をやめようと決意しました
その後3週間ほど、咳が出れば抱っこをして安心させる
そのうち、1日の大半を抱っこをして安心させ 咳が出ないようにという日々でした
ピョンタはもう医療をしても自分の身体が限界であることを多分悟っていたと…
だから病院にはもうやめようか? の私の声かけに 大喜びで顔を舐めてきた
これがこの子の出した答えなら、どんなに辛い姿になろうとも私は受け入れる と覚悟した瞬間でした
念願のピョンタの希望に沿った最後の時間を作ることが出来ました
けれど、その半年後 慢性腎臓病で同じく闘病中だったちぇりーは
最後の最後まで、大嫌いだった病院に行きました![]()
その4日前に19歳になったちぇりーでした
酷い下痢を繰り返し、毎日恐ろしいほど落ちる体重
お腹が痛いのか うずくまってる姿を見るのは辛かったのです
何歳まで生きて欲しいなどの欲はない私でしたが、ちぇりーの痛みを出来ることなら和らげてあげたい
生きているなら穏やかな日々を過ごして欲しいと言う思いが強く
あの日 先生に言われるがままに病院に行きました
家を出る前まで黒缶を10グラムほど食べてたちぇりー
まさか、この病院の帰りに急変するとは想像もしなかった私
注射をしていただき、会計を済ませて車に乗ると間も無く
ちぇりーはかばんから出て私に抱っこして と抱きついて来ました
その後、尿漏れを起こし… 徐々に口呼吸になるちぇりー
病院には電話を入れましたが、もう戻りません と伝えて帰宅
そう、やっとこの時点で
もう今のちぇりーには医療は必要ではない
ちぇりーが安心できるお家へ帰ろう と思えました
帰宅してしばらくして担当の獣医さんより電話がありました
結局、病院を出て2時間後に亡くなりました![]()
嫌いだったはずの病院に、それでも抵抗することなく行ってくれたちぇりー
もう抵抗する元気もなかったのでしょうか…
ちぇりーが私を責めることはないけれど、私自身がなぜあの時…
と 自分の取った行動を後悔し…
一周忌を迎える頃にやっと夢に出て来てくれたちぇりーに嬉しかったです
ピョンタは間も無く4年、ちぇりーは3年半の月日が経ちました
今でも闘病中の動画やブログを読むと涙が溢れます
でも… やっと… それ以上に大切な置き土産をもらえていたことに気がつきました
だから今は見えないけれど、繋がっているピョンタとちぇりーの魂と一緒に生きています![]()
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あの子たちがくれた素晴らしい沢山の経験がなによりのありがとう💕


