今日は、9/23に私と視線をしっかり合わせて
父が私に「さよなら」と言った日以来、
約1か月ぶりに
私のことを見てくれている感じがあった。
父を尋ねても
ここのところ
いつでもずっと眠っていたし
目を開けても
私のことを認識してくれている感じがしなかった。
でも、今日は、目を開けた時
私に意識を向けて
ちょっと悲しげな顔で
やわらかで心もとない視線で
「大変だよ」
「大変だよ」
と、私に訴えていた。
だから私は
「大変だね」
「大変だね」って
父の目をしっかり見て言いながら
涙がにじんだ
父がもっとずっと元気だった2年ほど前
自宅にかかりつけ医が往診してくれた時
「あとは死ぬだけですから」
と父が言ったら
先生は
「死ぬのも大変ですよ」
とたしなめるように返していていたのをよく覚えています。
たくさんの人を看てきての実感なんだろうなぁと思った。
今日も父はほとんどずっと眠っていて
たまにほんのちょっぴり目を開けたかと思うと
まぶたが閉じて
寝息をかいて眠っていた。
その眠りは、
すやすやと体を休めている感じではなくて
「今、すべき唯一のこと」
のような懸命さで眠っている感じなのです。
私とすぐ上の兄がいた時
院長先生と一緒に回診に来たあったかいベテラン看護士さんが
耳がほとんど聞こえない父の耳元で
すっごく大きな声で
父の名前を呼ぶと
父が
「はい!」って
かなり大きな声で一言返事をしたのでびっくりした。
看護士さんは
「私は声が大きいからね。しつこいし」
とニコニコしていた。
そんな風に関わってくれて
うれしい。
院長先生もにこやかに診察してくださり
「たんも大丈夫ですね」と言ってくれた。
よかった。
お昼は基本的に面会できない時間なので
お腹もすいたし、家に向かう途中
キラキラたちばな商店街で総菜を買って帰った。
向島エクスポにと
地元京島の人が手作りして取り付けたカラフルなフラッグが
うちのアパートのある通りに飾られていて
思わず写真を撮りたくなった。
父とのこんな関りと日々を
「そういえば
向島エクスポでカラフルなフラッグが
飾れていたときだったなぁ」
なんて
いつか回想するのかもしれない。
