コーヒー器具別・味の傾向 | 型にはまったお菓子なお茶の時間

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主に日々のお茶のお供を記録しているブログです。
レシピの配合はあくまでも「個人的な作りやすさ」と「私好みの味に合わせたもの」になっていますので、レシピそのものよりも、作業する際の理由やポイント自体がお役に立てましたら嬉しく思います!

以前こちら↓のページに貼っていた、数年前のいくつかの記事がリンク先にて表示されなくなった(またはなる予定)なので、その中からいくつかのおおまかな内容をブログに移しておくことにしました。

◆食べ物と飲み物の組み合わせ/美味しい飲み物の淹れ方まとめ
 →http://hama-sush-jp.pro/lovable-kitchen/entry-12133207508.html

コーヒーや飲み物に詳しい方はご存知のことばかりでしょうし、もし違うやり方をしているな~と感じることがあっても、あくまで嗜好品なので私の意見は正解なのではなくひとつの考えとして、読まれる方のお役に立てる部分がありましたら嬉しく思います。
今回は、コーヒーの器具による味の傾向の違いについてです。


ところで今のキッチンには今回載せているすべての器具はないので、今日は記録用にコーヒー器具を置いているコーナーの写真を1枚。
たまに片づけの経過を載せていますが、今回はお箸以外のカトラリー類とグラス類をこの写っている棚の2段目におさまるだけの量に処分したところ、少ないと全てが毎日入れ替わるので管理も楽になりました。
(最近インターホン隠しのメニュー表を変えたいんですが良いのが見つかりません^^;)





さて昨今のコーヒーブームで、カフェだけでなく、自宅でも本格的にコーヒーを淹れて楽しむ人が増えていて、これから器具を揃えてみようかと考えている方もおられると思います。
コーヒーは豆の種類や淹れ方はもちろん、同じ豆を使っても器具によって味の出方が少しずつ違ってきます。

と言うことで今回は仕事柄お訊ねも多い、7種類の器具に絞って、それぞれの味の傾向をまとめてみました。
この中にこれから使ってみたいと考えている器具がある方の参考になれば幸いです。


【ペーパードリップ】

ドリッパーにペーパーフィルターと粉をセットして、お湯を少しずつ加え、蒸らしながら淹れるタイプの、日本では一番ポピュラーな抽出方法です。
好みに合わせて粉や湯量などの調節が簡単で、使用後のフィルターは捨てるだけなので後片付けが簡単なところもポイント。

これからコーヒーを飲んでみたい方はまず、この器具から始めるのがおすすめです。
もちろんコーヒーこだわり派でも、ひとつは持っておきたい器具です。


【ネルドリップ】

ネルドリップは、ネルと呼ばれる布製のフィルターでドリップする方法です。
コーヒー豆本来の味わいを楽しめると言われています。
布の洗浄や保管には手間がかかりますが、繰り返し使えるのでエコであるところもポイントです。


【フレンチプレス】

近年カフェなどで見かけるこの形は、紅茶用の器具だと思われていることも多いのですが、実はコーヒーの器具なんです。
少量のお湯で蒸らしてから残りのお湯を注ぎ、時間になったらプレスするだけで、毎回均一の味を出しやすく、手順も簡単です。
味は、同じ豆を使っても、ドリップしたものとは違う感じ方になります。

フィルターが金属製なので、ペーパーフィルターを使った時のように豆の油分が吸収されません。
その油分も一緒に抽出されるので、コクがあるまろやかな口当たりになります。
ただしカップの底に、緑茶を淹れた時のような、もやもやとしたにごりが出ます。


【サイフォン】

カフェや喫茶店で見て憧れる人も多い、コーヒーサイフォン。
ガラスのフラスコとロートを使用し、蒸気圧を利用して抽出します。
お湯が一瞬で移動するところは、まるで実験を見ているようです。
部屋に置いておくだけでもおしゃれなインテリアになりますよね。

味は、熱湯を使用するため、ほかの器具で淹れた場合と比べて苦味が強く出がちです。
フィルターは、便利な使い捨ての専用ペーパーフィルターと、手入れは必要ですがエコな布フィルターの2種類。

きちんと抽出方法を理解すれば、毎回同じ味を淹れることができます。


【コーヒーメーカー】

コーヒーメーカーは、一度に多い人数分を淹れることができるのが魅力です。
また好みの粉の量と湯量がわかっていれば、毎回同じ味で抽出することができます。
なにより粉と水をセットしてスイッチを押すだけなので、忙しい朝や来客時に重宝します。
抽出方法の原理は、ペーパードリップと同じです。

最近は保温性に優れたポットがついていたり、デザイン性が高いものもたくさん販売されていますよね。


【マキネッタ】

マキネッタは、イタリアなどで一般的に使用されていて、直接火にかけることで生まれる蒸気圧によってコーヒーを抽出する器具です。
直火式のエスプレッソメーカーと呼ばれることもあり、苦みが好きな方におすすめです。
高圧の蒸気で抽出する、本格的な電気式のエスプレッソマシンほどのクレマ(特有の泡)できないのですが、エスプレッソの風味を家庭でも手軽に楽しむことができます。
直火タイプは家の中だけでなく、アウトドアで使えるのも嬉しいですよね。


【エスプレッソマシン】

エスプレッソマシンは、本格的にエスプレッソを楽しむことができる機械で、性能も様々。
粉・ポッド・カプセルのいずれかを使って抽出します。
(どれに対応しているかは機械によって違い、全てに対応しているタイプのものもあります。)
本格的に楽しみたい場合はパウダー状に挽くことができるエスプレッソ専用のミルが必要になり、その粉をホルダーに押し固める「タンピング」という作業も出来あがりに影響するので、美味しく淹れられるようになるには少し練習が必要です。
(カプセルやポッドを使う場合は、専用ミルやタンピングは不要です)


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代表的な器具をご紹介しましたが、さらにマニアックなものや原始的なものなど、ほかにもいろいろな器具や道具があります。
もし初心者の方なら、まずは予算を抑えられ、手順も簡単で、コーヒー本来の味わいを楽しめるペーパードリップから始めてみるのがおすすめです。

器具だけでなく、同じ豆でも焙煎する人や淹れる人が違えば、味の感じ方は随分変わってきます。
だからこそこだわり方もたくさんあって、たくさんのコーヒー豆の専門店やカフェが増え続けています。

美味しく淹れる方法の目安として、豆の選び方や淹れ方などにいろいろなポイントがありますが、コーヒーはあくまでも嗜好品。
”ブラックで飲まなければいけない” などの正解はなく、自分が美味しいと思えばそれが正解です。
器具を揃えて、おうちカフェ気分で豆や好みに合わせて使い分けるのも楽しいかもしれませんね^^