12月8日に東京都美術館を訪れた時、

「上野アーティストプロジェクト2025  刺繍―針がすくいだす世界」展と同時開催だった「刺繍がうまれるとき―東京都コレクションにみる日本近現代の糸と針と布による造形」展も鑑賞。

 

 

東京都江戸東京博物館、東京都写真美術館、東京都現代美術館の所蔵品から、「刺繍」や「刺子」と呼ばれるような糸・針・布による造形物とそれに関連する資料を、時代ごとに4つの章に分けて紹介した展覧会。

 

まずは近代の刺繍装飾の展示から。

 

「相良刺繍唐子文 腰差したばこ入れ」 
江戸時代-明治期 糸、布、他 13.3×21.5 江戸東京博物館蔵

 

 

遠目で見ると分からないが、単眼鏡で見ると、これがやっぱり刺繍なのである。

 

 

こんな感じ。これは手が込んでいて大変オシャレである。

 

上は2枚とも「半襟」 昭和初期 糸、布 江戸東京博物館

 

 

下は「花の刺繍絵葉書(外国製)」 4点 近代 紙、布、糸 江戸東京博物館

 

4点のうち3点は1921(大正10)年頃に、パリ・ロンドン滞在中の父親から、日本に住む子ども宛てに送られたものだそうだ。

シルク生地に刺繍がなされたポストカードで、1900年パリ万国博覧会の頃から登場したらしい。

 

この後、撮影不可だったが、女子美術大学工芸専攻研究室が所蔵する明治末~昭和初期の学生たちが制作した「刺繍画」も素晴らしいものであったし、その他の女学生たちが作成した刺繍練習布(今で言うサンプラー刺繍か)も見ごたえがあった。

 

江戸後期の町火消の刺子半纏、昭和初期の刺子消防服は、刺子で分厚くして保水性を高め、濡らして着用していたようだ。重たかっただろう…。

 

現代作家の刺繍の展示はどれも驚くような発想のもの。

 

青山悟 「 Embroiderers (Dedicated to unknown Embroiderers) #12  
2016 インクジェットプリントに刺繍 25×20 作家蔵 

 

 

モノクロの写真に刺繍をする女性が写っており、刺繍が糸により再現されている。

刺繍部分を拡大。

 

 

なるほど、こんな表現方法があるのだなあ。

 

**********************************

 

本日、所用があって百貨店へ。
水曜日は「銘菓百選」コーナーで「岬屋」の生菓子が販売される日である。

 

 

餅粉仕立 枯露柿

 

 

中は粒餡。餅生地も柔らかく大変美味しい。