読了。

辻村深月氏の『ぼくのメジャースプーン』の文庫本解説に本書が紹介されており、早速読んだ。

 

名前探しの放課後(上)  (著)辻村深月

 

驚いたのは、第1章の始まりの舞台が「ジャスコ」の屋上だったのだ。

本書は2007年12月に単行本で刊行されたものを文庫化。

20年近く前の物語なのだ。

 

主人公は男子高校生の依田いつか。

撤去されたはずの看板が存在し、自分は過去に戻されたのではないかと動揺する。

 

そして、同級生が自殺したという連絡の電話を受けたところで記憶があいまいになったことを思い出す。

 

思い出そうとしても誰が亡くなったのか思い出せず、

同級生の死を防ごうと、友人たちと自殺する「誰か」を探す物語である。

 

この物語は高校生たちの日常やその成長を描くとともに、様々な事柄についても語られている。

 

主人公の依田いつかの住む江布県は、東京に隣接するが周りを山に囲まれ、都市化が進まず、都会からの移住の候補地に挙がるようなところである。

 

その移住者のための「空き家登録のシステム」を利用して、主要登場人物の河野基の一家が都内から昨年移住してきた。

 

その「空き家登録システム」について、主人公・いつかの親族も関わっており、物語を読み進めると、地域振興についても自然と考えてしまう。

 

物語の最初に登場した「ジャスコ」についても「メガモール」の問題として、主人公たちの雑談で語られる。大型ショッピングセンターを中心に地域が発展することの功罪である。進む車社会と逆比例に鉄道などの衰退や、さびれる駅前など…。

 

単なる学園ミステリーと言うだけでなく、なかなか深い物語なのである。

「誰か」探しは、仲間を増やして進められている。

下巻もすでに読み始めた。

 

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「寒天工房 讃岐屋」に行ってきた。

 

 

「あんこ博覧会」で「マスカルポーネ餡あんみつ」を食べてすっかりファンに。

 

 

こちらの喫茶で味わいたいと思ったのだ。

 

 

季節限定あんみつ「あまおう苺餡あんみつ」

 

 

うっすら黄緑色の求肥はピスタチオの求肥なのである。

白いふつうの求肥と比べると違いが良く分かった。

 

 

同行者は「あんみつ」

 

 

おまけに「包みわらび餅」もついて美味しかった~。