10月12日から開催されている「開館5周年記念 京都の嵐山に舞い降りた奇跡!! 伊藤若冲の激レアな巻物が世界初公開されるってマジ?!」展。通称「若冲激レア展」。

 

今年3月に、伊藤若冲の絵巻「果蔬図巻」が発見され、入手した福田美術館が作品を披露と報道され、合わせて10月から当美術館で展示予定とも発表された。

 

いやー、秋になったら京都へ行くぞ!!と大変楽しみにしていた。

 

そして10月5日のテレビ東京「新美の巨人たち」で「若冲激レア展」について紹介されていたため、これは早くいかないとそれこそ「激混み展」になるぞ、とやりくりして平日の本日、行ってきた!

 

 

開館時間10時を目指して美術館に…と乗換案内で検索などし、準備万端と思っていたが、嵐山はすでに大勢の観光客で賑わっている。修学旅行の皆さんも列を作って歩いていたり、美術館にたどり着くまでが一苦労…。

 

とはいえ、予めインターネットでチケットを購入していたため、入場はスムーズ。

 

福田美術館は概ね写真撮影可なので、メモを取らなくて良いのが嬉しい…。

 

展示室は3か所。

私がまず向かったのは「展示室2」

 

「乗興舟」  下絵:伊藤若冲 短辞:梅荘顕常 

紙本木版正面摺 巻子装 (明和4年頃・1767年頃)

 

 この作品は、普通の版画と違って、拓本を取るように版木の上に紙を置いて墨を乗せて形を写し取って作成されているそうだ。

 彩色されておらす墨の濃淡のみでこんな豊かな表現がされている。摺りの技術の巧みさに驚く。

 

 

上の写真の中央は、一部抜けている部分。それについても説明も書かれて、欠損部分の和泉市久保惣記念美術館所蔵作品の写真も掲載されていた。抜けた部分はどこへいったんだろう…?

 

和泉市久保惣記念美術館webサイトによると、現在「乗興舟」は、海外を含めて13本の所在が確認されているそうだ。ほう…。

 

 

解説が大変分かりやすく、こうやって絵師はスケッチ、僧侶は詩作の船旅は面白かっただろうと思いを馳せる。良いねえ。

 

(淀城)

 

広く水面が描かれていて、良いなあと思った部分。

 

(長柄)

 

(最後の部分 大坂到着)

 

 

「果蔬図巻」  画:伊藤若冲 跋:梅荘顕常 

絹本着色 巻子装 (寛政2年以前・1790年以前)

 

若冲70歳代で描いた大作。全長3メートル余。

重要文化財「菜蟲譜」(佐野市立吉澤記念美術館所蔵)の前年に描かれたそうだ。

 

美しい!このクワイの水色なんて本当に美しい。

 

配色と配置だよねえ。

 

お、栗。秋っぽいゾーン。

 

そして最後。

 

野菜や果物のみで構成されているのだが、何となーくユーモアや可愛さを感じる。

 

作品全体。

 

 

本展覧会はこの作品のお披露目が「目玉」なので当然人気が高く、開館直後に先ずこの展示室に向かったため、このようにのんびりと写真撮影できたが、時間の経過とともにどんどん鑑賞者が増えていき、長い列ができ全体写真は難しい感じに。

とはいえ、列とともにゆっくりじっくり鑑賞はできた。

 

(その2に続く)