久々のサントリー美術館である。

 

 

「虫めづる日本の人々」展である。

主に江戸時代の、虫が描かれた絵画、工芸品が展示されていた。

 

ポスターに使われているのは、

伊藤若冲の重要文化財「菜蟲譜」(江戸時代 寛政2年(1790)頃)佐野市立吉澤記念美術館蔵

 

館内の写真撮影コーナーにも。

 

 

本作品は8/9からの展示ということで本日訪れたのだ。

 

全体的にとても素晴らしかった。

古から日本では、和歌や物語で虫の鳴き声、擬人化された姿が描かれており、虫を愛でる娯楽もあった。

私にもそのDNAが受け継がれているのかも…。

リストに多くの〇印をつけた。

 

「雄日芝蝶螺鈿蒔絵茶箱」(江戸時代 17世紀)サントリー美術館蔵

 「雄日芝(オヒシバ)」はイネ科の多年草だそう。

 蝶の翅と雄日芝の葉先は螺鈿が用いられており、とても美しい。翅には「針描(はりがき)」の技法が使われ、表現も豊か。

 ああ、こんな茶箱があれば…。

 

「秋草虫蒔絵螺鈿小箱」(江戸時代 17~18世紀)細見美術館蔵

 秋草と虫が描かれているが、虫のみに象牙や螺鈿が施されており、それがとても効果的。「小箱」とあるが、茶箱としても使えそうな。

 

「葡萄垂架図」 伝 任仁発(元時代 14世紀)東京国立博物館蔵

 水墨の草虫図。単眼鏡でみるととても精密に描かれていることが分かる。もっと近くで見たい作品。

 

「虫豸帖 夏」 増山雪斎(江戸時代 文化4~9年(1807~12))東京国立博物館蔵

 「豸」って?「世界大百科事典」によると「蟲豸(ちゆうち)は肢のあるむしで、肢のないものが豸(ち)である」だそうだ。

 さて、「増山雪斎」は伊勢長島藩主である。昨年のボストン美術館展で展示の最後が増山雪斎の「孔雀図」であったことも思い出した。

 大作の「孔雀図」は素晴らしかったが、私は、こちらの「虫豸帖」にぐぐぐっと魅かれた。解説パネルにも「細部の描写、質感の再現など見事」、さらに「江戸時代中期以降の虫譜の中でも屈指の作品」と書かれていた。正にそう。思わずうっとりと眺めてしまった。

 

「鼓草に蝶」 谷文晁(江戸時代 文政・天保年間(1818~44))色紙判摺物 千葉市美術館蔵

 谷文晁が下絵を描いた版画。「鼓草」はタンポポのことだそう。

 

「雑画帖 下」 土佐光則(江戸時代 17世紀)東京国立博物館蔵

 1辺が13㎝ほどの画面に描かれている。とても小さく様々な草花、アゲハなどの蝶が描かれている。美しい。

 

「垣豆群虫図」 伊藤若冲(江戸時代 寛政2年(1790)頃)個人蔵

 「菜蟲譜」と制作時期が近く、とても似ている作品。

 

「南瓜花群虫図」 葛飾北斎(江戸時代 天保14年(1843))すみだ北斎美術館蔵

 南瓜とバッタ、トンボ、蝶、鈴虫などの虫が描かれている。北斎の肉筆画が好きである。

 

「四季花鳥図巻 上巻」 酒井抱一(江戸時代 文化15年(1818))東京国立博物館蔵

 綺麗!!酒井抱一って感じがする。

 

「蝶に芍薬図」 鈴木其一(江戸時代 19世紀)板橋区立美術館蔵

 表装が魅力的だった。中廻しの部分が花柄、天地が地模様のある若草色の裂だった。

 

「雨中菜花楓図」 鈴木其一(江戸時代 18~19世紀)個人蔵

 右幅は、春雨に打たれている菜の花。葉の裏でモンシロチョウが雨宿りしている。

 左幅は、にわか雨が降り、紅葉の葉が散っている様子、枝の先に蓑虫がくっついているが落ちそうな感じ。

 

「IMAGES JAPONAISES(日本の面影)」 鈴木華邨(明治29年(1896))千葉市美術館蔵

 鈴木華邨は、西洋の技法を取り入れた花鳥画が人気だったそう。

 私は西洋のテイストも感じられるような日本画が好きである、こちらも何だかとってもオシャレな雰囲気があり、魅かれた。

 

「むしの音」 上村松園(大正3年(1914)頃)遠山記念館蔵

 簾を少しずらして虫の音を聞こうとしている若い女性が描かれ、表装に金色の糸で竹が刺繍されている裂が使われている。葉の部分は薄い緑色の糸が使われていてとてもシックで松園の美しい絵が際立つ。松園の絵の表装は美しいものが多い。

 

こちらも写真撮影コーナー。

 

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帰り道に乗った東急東横線の列車。

 

 

えーっ!

 

 

ピカチュウがラーメン食べてる!!

 

 

別の場所にはこの3つの絵が。皆さん食べたり飲んだりしていますね。

現在、横浜でポケモンの世界大会が開かれており、それでこんな可愛い列車が走っているようだ。