昨日、高輪「松島屋」で栗蒸し羊羹と大福3種を求め、バスに乗って西麻布まで行き、地図アプリの指示に従い、歩いて「根津美術館」へ。

 

西麻布バス停から首都高速の高架下の六本木通を渡り、暫く歩くと左側に長い長い塀が。

もしやこれは…根津美術館の塀ではないか…。

 

確か、有吉佐和子氏の小説「仮縫」の主人公が就職面接のため、オートクーチュールのお店に向かうシーンにこの塀が描かれていたような。

 

などと遠足気分で歩いていると到着。

 

 

「夏と秋の美学 鈴木其一と伊年印の優品とともに」展である。

 

 

本展覧会はセレクトが秀逸。

夏から秋へと作品を見ながら季節の移り変わりを楽しむことができる。

 

 

チラシ上、

「夏秋草図屏風」 伊年印 6曲1双 紙本着色 (日本・江戸時代 17世紀)

 とてもシックな作品だった。チラシの印刷だと地味にも見えるが、全体を見るとしみじみと美しさに酔うことができる。彩色もされているが、墨が多く使われているのがとてもいい。しかも作品の前には長いベンチが設えられてあり、座ってぼんやりと眺めることができるのだ。

 

チラシ中、

重要文化財「夏秋渓流図屏風」 鈴木其一筆 

6曲1双 紙本金地着色 (日本・江戸時代 19世紀)

 2021年11月に「鈴木其一・夏秋渓流図屏風」展で詳細な解説がされていたことを思い出す。私は鈴木其一の「企みのある」絵がとても好きなのである。こちらは上の「夏秋草図屏風」の隣に展示されており、同様に長いベンチが設えられ、座って鑑賞ができる。

 

チラシ下の右、

「夏草図屏風」 尾形光琳筆 2曲1双 紙本金地着色 (日本・江戸時代 18世紀)

 これはチラシの写真と現物とはちょっと違う。金地の作品は見る角度によって表情が変わってくるので、まあ当然と言えばそうだが。

 全体も美しいが、一つ一つの草花を眺めると、またクラクラするほど美しい。参りました、という感じだ。

 

まだまだメモしたい作品がある。

 

重要美術品「花鳥図襖」 松村景文筆 13面のうち4面 紙本着色

(日本・江戸時代 文化10年・1813)

 白地に草花が描かれているが、金彩が効果的に使われており、落ち着いた華やかさ。良いなあ。松村景文はチェックだなあと感じた。

 

重要美術品「色絵武蔵野図茶碗」 野々村仁清作 1口 

(日本・江戸時代 17世紀)

 ぱっと見て、わっ、素敵!と思った。そして解説パネルを見ると「野々村仁清」!やっぱり!と舐めるように見ていると、皆さん同じように思われるらしく、「仁清だって」「仁清よ」と同行者に囁きながらご鑑賞。

 満月とススキを描いたお茶碗。 満月の配置がもう絶妙。

 検索してみると「文化遺産オンライン」でとても明るい照明のもと撮影した写真が公開されていたが、美術館の照明では少し違って見えたなあ。

 「写し」が欲しいと思った。素敵。

 

1階の企画展を堪能した後は、2階へ。「展示室6」の茶道具の展示はいつも楽しみ。

 

「更紗手鑑」 1帖  木綿インド (17~19世紀 佐藤泰一郎氏寄贈)

 これはインドの更紗の端切れを保存鑑賞用にアルバムに仕立てたもの。

 こちらのインド更紗がもう…たまらないほど魅力的。展示は見開き1ページのみ。ああ、他のページも見てみたい…。

 

 各展示室を見てはロビーで一休みし、ぐるぐると数回周り、「夏秋草図屏風」や「夏秋渓流図屏風」の前のベンチに座ってぼぉ~と眺めたい、お庭も拝見したいと思ったが…。

 

美術館に来る前に受け取った「松島屋」の栗蒸し羊羹が…

 

 

「要冷蔵」だったのだ。

 

 

完全に「抜かった」。保冷トートを用意すべきだったのだ。

根津美術館のコインロッカーの中は涼し気だったのだが、長時間の常温は禁物と見て昨日はおとなしく帰路についたのであった。

 

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そして、本日、先ほど3時のおやつに頂きました。

「松島屋」の栗蒸し羊羹。

 

 

1日たっても美味しい。

 

 

今夜はスーパームーンということで昨日に引き続き、

脇山さとみ氏の月とウサギのお皿とお茶碗で。