読了。
図書館をふらふらしていたら、焼きそばと書籍が描かれた表紙を発見して、もう、それだけで手が伸びていた。
古本食堂 (著)原田ひ香
神保町で小さな古書店「鷹島古書店」を開いていた鷹島滋郎が亡くなり、その妹・鷹島珊瑚が北海道からやってきて再びオープンさせる。
その珊瑚を手伝う、大学院生の鷹島美希喜。
美希喜の父が滋郎の兄の一人息子。つまり美希喜から見ると珊瑚は大叔母となる。
「鷹島古書店」で様々な物語が展開されていくのだが、美味しい食べ物が登場するのである。そして、面白そうな図書も紹介される。
これは近々、神保町に行って食べるしかないか…とメモ。(太字部分は本書からの引用である)
「笹巻けぬきすし」
これはテイクアウトで食べた記憶が。
「かんぴょう巻きはぎゅっと巻かれていて、でも、固すぎず、柔らかすぎず、寿司飯とかんぴょうがしっくりなじんで、醤油なんてなくても十分おいしかった」
玉子焼きのお寿司は「普通の寿司とは違っていて、海苔の代わりに薄い玉子焼きに包まれた巻き寿司なのである」
今度は店内でランチで食べたいかも。
「ボンディ」
こちらも食べたことがある。
「ボンディのビーフカレーは大きな肉がごろごろ入っている。ご飯にはぱらぱらとチーズがかかっていて、別にジャガイモが二個とバターが付け合わせだ。濃い褐色の香り高いルーを、ソースポットからレードルですくい取り、ご飯にかける時のどきどき感はなんとも言えない」
そうそう、こちらはジャガイモが付いているのだ。
「口当たりはまろやかで柔らかく、まるでビーフシチューか何かのようなのに、それはすぐに裏切られる。実はその底にしっかりしたスパイスの辛さがひそんでいるのだ」
そこまでは覚えていない…、よし、近いうちに食べるぞ。
「揚子江菜館」の「上海式肉焼きそば」
実は、こちらの前は何度でも通ったことがあると思うが一度も訪れたことがない。「池波正太郎がお気に入りだった焼きそば!」だそうだ。えーっ、そうなんだ。
「上海炒麺は、硬い麺と柔らかいのが選べるの。基本は柔らかい麺をちょっと焼いたうえにもやしや豚肉を炒めたものがのっているんだけど、硬いほうはぱりぱりした、いわゆる揚げ焼きそばの麺で、同じ具材のとろみがついたあんがのっているの」
本書の表紙に描かれた焼きそばはこちらの焼きそばなのだろう。
ああ、めらめらと食べたくなってきた。
そして、物語に登場した図書。
『馬車が買いたい!』(著)鹿島茂
「バルザックやヴィクトル・ユゴーの時代の青年たちの経済状態や当時の風俗を書いた本よ。とってもおもしろいの」とのこと。
これは大変気になる。
『輝く日の宮』 (著)丸谷才一
後藤田先生が美希喜に薦めた小説である。
「研究書ではないけれど、この本は文学として小説として最高です。これは女性研究者が主人公でもあります」とのこと。
丸谷才一というと、旧仮名遣い。
原田ひ香氏の「三千円の使いかた」に出てきて大変気になった丸谷才一氏の「横しぐれ」を読了したことを思い出した。
まあ、つまり、原田ひ香氏は、丸谷才一氏の小説がお好きなのだな。
物語の後藤田先生によると「源氏物語に『輝く日の宮という巻があるという話。正直、研究者からすると荒唐無稽な話です。でも、フィクションとして楽しむのはいい」とのことである。気になる…。
今年のNHK大河ドラマ「光る君へ」を毎週欠かさず視聴している。
実は、2008年の妻夫木聡主演の「天地人」以来の大河ドラマ視聴なのである。
「光る君へ」は紫式部の物語なので、源氏物語関連の小説となると大変気になる。
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3月6日に「一炉庵」で求めたもの。
「桜葉の香り」とあるように、封を開けると良い香りが。
けっこうボリューミーなのである。
菅野一美氏の黒掻き落としの器でお抹茶と。


