読了。

雑誌かネットで紹介されているのを読み、興味を持った。

 

自民党の女性認識 「イエ中心主義」の政治指向 (著)安藤優子

 

本書は、安藤優子氏の博士論文「国会における女性過少代表の分析-自民党の政治指向と女性認識の形成」に加筆・修正をしたものだそうだ。

 

サブタイトルにある「イエ中心主義」というのは、本書での造語である。

本文に詳しい説明があるが、「あとがき」には次のようにまとめてあった。(太字は本書からの引用である)

 

主に「血縁継承」や〇〇家に連なる、「家名中心主義」、名家に連なる「名家偏重主義」などの総称として定義

 

そして、その「イエ中心主義」の女性認識として、同じく「あとがき」に、

 

女性を「イエの構成員」として認識する点が特徴

 

とある。具体的に、

 

女性は妻であり、母であり、婚姻前は娘であり、一個人としての女性認識が放置される

 

とあった。うーむ。

 

本書を読んでいて、若いころに、このような内容の文章を読んだことを思い出した。

 

男性には、女性を2種類にしか認識していない人がおり、

・自分の世話をしてくれ、何でも許容してくれる優しい「おかあちゃん」

・自分が可愛がれる「女の子」

の2種類。

かなり昔に読んだが、現在でもこのような認識は…。

 

そして、女性候補の公募率の低さについて、自民党の選対本部関係者の話が紹介されており、

 

(前略)女性だからと言って女性票が取れるとは限らないわけで、女性候補者に対する目は女性ほど厳しいわけで(後略)

 

うーむ。

そうだよなあ…とも頷いたり。

 

本書を読んで、日本に女性議員、ひいては女性大臣が少ないことも、企業において女性管理職が少ないことも、様々なことの要因が良くわかる。

 

このほか、「日本型福祉社会」での女性の役割分業制についての解説や、色々と読みごたえがあった。

 

**********************

 

ゴールデンウィークに名古屋で購入した「美濃忠」の「彩春」。

 

 

カーネーションの花をイメージした2層の浮島製の竿菓子。

 

 

しっとりとして、程よい甘さ。美味しい。