読了。
建築事務所を舞台にした小説『火山のふもとで』を読んだ後、
登場人物のモデルが気になり、主人公の先輩所員・内田さんのモデルと言われている中村好文氏の『住宅巡礼・ふたたび』を読んだ。
小説の村井俊輔所長のモデルと言われているのは、吉村順三氏である。
本書は、吉村順三氏の1978年の岐阜での講演会、質疑応答などでのお話をまとめ、その設計建物の写真、設計図、自ら描いたスケッチなども収録されている。
火と水と木の詩 私はなぜ建築家になったのか (著)吉村順三
日本を代表する名建築家の吉村氏。
本書には多くの写真が用いられており、ここも、あそこも吉村順三氏の設計だったのだなあと読み進めた。
講演なので、ちょっとユニークなエピソードも語られており…。(太字は本書からの引用)
例えば、奈良国立博物館。建物の周囲の池は、景観の美しさのため(だけ?)に作られたと思っていたが…
「廻りの池は、鹿が来て角で建物をつつくものですから、廻りに柵をしなければならないので、それがいやでしたから池にして端のところだけうまく監視している訳です。」
なんと、「鹿よけ」としての機能も。
「コーズィー」をいう言葉が良くつかわれていた。
居心地の良い空間について、
「四畳半くらいで非常に落着く訳ですね。だから茶の間なんていうのは、あまり広くない方がコーズィーだし皆よく(茶の間に)いるでしょう」と語られ、その後に、小ぶりの部屋にずっといると広い部屋に魅力を感じると話は続いていくのだが、この部分はとても納得できた。
広い部屋は魅力的である。しかし、四畳半くらいの部屋にこたつを置いて3~4人でいるのも居心地がいいのではないか(現在の我が家にはこたつは無いが…)。
なるほどねえ…。
本書に収録されていた吉村順三氏のご自宅、「南台の家」の写真は魅力的だった。
特に内部の、リビング、ダイニング、書斎のインテリアが大変素敵。
落ち着いた色調で、家具もシンプルでいて美しい。
壁に掛けられている絵画もとっても合っていて、ああ、良いな~。
何といっても暮らしやすそうな雰囲気だった。
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亀戸天神社「鷽替神事」の際に訪れた「菓子司 白樺」。
どら焼きのほかにもいろいろ求めた。
包装紙も可愛い。
これは「うさぎ饅頭」。
なんと中の餡子に栗の小片が入れられており、ちょっとびっくり。
美味しかった!

