読了。
陶磁器研究の権威者である林屋晴三氏の「心に深くしみた好きな茶碗」22碗について、
林屋晴三氏が、千宗屋氏、小堀宗実氏と語り合うスタイルで紹介されている。
名碗を観る (著)林屋晴三 小堀宗実 千宗屋
本書は、『家庭画報』に連載された記事を元に再編集されたものとのことで、なるほど非常に写真が美しいことに納得した。
林屋氏の「心に深くしみた好きな茶碗」22碗は、私なども知っている大変有名なお茶碗ばかり。その多くはどこかの展覧会で見たことがある。
美術館、博物館での展示はケースに入って・・・というのが一般的である。
しかし、本書の写真には、展示物のようなカットはなく、実際に使われているシーンが多かった。
著者の皆さんが手に取っている様子。「どれどれ」、「ふむふむ」という雰囲気も楽しい。
その茶碗を使っての茶会の様子(会記も掲載されている)。
他のお道具との取り合わせがとても素敵で、単独での展示とは全く違った表情がある。
茶碗の大きなカットが畳の上で撮影されている。
本来、お茶碗は畳の上に出され、それを手にとっていただくのだ。
******* メモ ********
(「絵唐津菖蒲茶碗」について林屋氏の発言)
今まで畳の上に置かれたのを見たことがなかった。この茶碗は、一般的には鑑賞の対象と受け止められてきて、茶室で使われたことはほどんどなかった。しかし、畳の上で目の前に置いてみると、茶碗としての味わいがにじみ出てきました。いいですね。
(大井戸茶碗「細川」について)
林屋氏は、昔は「優美な茶碗だとばかり思っていた」そうだが、畠山即翁氏の所有になり使用されたことにより、「梅花皮が落ち着いてきたし、このしみも昔はなかった。優美というのではなく、むしろ味わい深さを増した茶碗となりました」
その後、千氏の発言に「お茶を点てていただきましたら、いっそう赤みがさしました」
これを受け、林屋氏は「濡れるといいですね。微妙な色が浮き出てきます」
と会話が続いていく。
(「古堅手雨漏」について林屋氏)
箱から出した茶碗をまずぬるま湯に浸して洗ったとき、長年使われていなかったためか、茶碗から細かい気泡が噴出して水分を吸い込んでいった。すると乾いた釉膚はみるみる潤いを持ち、一碗の茶碗としての生命を蘇らせた。
茶の湯の茶碗、なかんずく侘び数寄の場で見立てられ、使われてきた茶碗というものは、茶を喫してこそ、その味わいがわかるもので、これはどうしようもないことである。(中略)日常から離れた場で喫してこそ、心から茶碗と語らうことができるようなのである。人間の心とは面白いものだと思う。
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6月10日に第7回輝山企画展「小西潮展」に行ってきた。
田園調布の壽泉堂ギャラリー。
場所柄であろうか、なんだか常連の方ばかりでお店の方と親しくお話されている。
ゆったりとした雰囲気で、冷茶とお菓子などをいただきつつ、お店の方からお話を伺って、大変迷った末・・・・。
小西潮氏と共に潮工房で作品制作をされている江波冨士子氏の作品も出品されており、江波氏の「夜空」というお茶碗を求めることにした。
小西潮氏のレースガラスのお茶碗も素敵で、大変迷ったが・・・それは、次回のお楽しみということにした。
こんなお茶碗である。
すでに「レギュラーメンバー」として日々使用している。
うーん。光の具合などで、もっと違う表情もあるお茶碗なのだが、いかんせん私のカメラ技術が・・・。
この玻璃茶碗「夜空」は、夏、大活躍する予定なので、良い写真が撮れたらアップすることにする。
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私は、ロシアチョコレートのファンで、新潟にある専門店「マツヤ」で何度か求めている。
2018年8月に読んだ「作家の珈琲」にロシアチョコレートの店として、田園調布の「ローザー洋菓子店」が書かれており、機会があれば訪れたいと思っていた。
この「小西潮展」の帰りに寄ってきた!
じゃん!なんだかお洒落なロゴ。
こんな感じ。包み紙も素敵。
新潟の「マツヤ」が濃厚とすれば、ローザー洋菓子店は洗練という感じか。





