府中市美術館に行ってきた。
与謝蕪村展である。
与謝蕪村の作品は何となく「ゆる」かったり、何となく違和感を感じたりしていたが、なるほど、そういう感覚は「ぎこちなさ」と表現できるか。
本展覧会のパンフレットである。
攻めている感じである。
入り口付近にはこんなボードが。記念撮影に良いかも。
ガラス窓にはこんなシールが貼られている。
これはどの作品に描かれたものか。
こちらは後期展示の「四五人に」自画賛(文化庁所蔵)に描かれた踊る女性。
下から上に向かって空を背景に撮影すると、白く描かれたモチーフが影になり黒く写った。なんだか面白い。
こちらは、「涼しさに」自画賛(個人蔵)に描かれた餅をつくウサギである。
★ メモ ★
「方土求不死薬図屏風」(施薬寺所蔵 紙本墨画淡彩 六曲一双 江戸時代中期)
秦の始皇帝が不死薬を求めて日本へ使者を遣わした伝説を描いたもの。
左隻に使者・徐福と2人の侍者、右隻に不死薬の持ち主と思われる仙人とその侍者が描かれているが、仙人の侍者は木に寄りかかって居眠りしている。
解説パネルに「やるせないような、腹に一物ありそうな顔の表情」と書いてあったとおり、登場人物が無表情にも見えるような、しかし・・・と言った微妙さ。
「描き方も、思い切りがあるのか無いのか、どちらとも言えない感じで空気が固まってしまったかのようです」
このあたりが蕪村の魅力なのかも。
「田楽茶屋図屏風」(個人蔵 紙本墨画淡彩 六曲一双 江戸時代中期)
解説パネルに「蕪村にしては珍しい、日本のお祭り風景」とあった。
ほのぼのと楽しい雰囲気。
「山水図」(個人蔵 紙本墨画 江戸時代中期)
解説パネルに書かれていたことが、すっと気持ちに入ってきた。
「下手だとか、ゆるみっぱなしの造形だというわけではありません」
「ゆるさの一方にある、格好いい構図や奥行きのある魅力的な空間」
「両者がぎりぎりのところでせめぎ合い、スリリングです」
私が蕪村の作品に感じていた「違和感」は、これだな、と腑に落ちた。
作品の中に仕組まれた、異なる要素の「せめぎ合い」だったのか。それを「スリリング」と魅力に感じるか--。なるほど。
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会場には、このような記念撮影スポットが。
そして、秋に催される魅力的な展覧会の予告も。
長くなったので続く。








