読了。

 

風景との対話  (著)東山魁夷

 

 

エッセイ集。

文中で触れられた絵画が掲載されており、とても分かりやすかった。

 

東山魁夷氏のとても有名な作品である「道」。

 

これは、十数年前に青森県種差海岸の牧場で描いたスケッチを見ていて、スケッチに描かれている、柵、馬、灯台を取り去って道だけを描いてみたら・・・と思いついたそうである。

 

「道だけの構図で描けるものだろうかと不安であった。しかし、道の他に何も描き入れたくなかった。現実の道のある風景でなく、象徴の世界の道が描きたかった」

 

と、再び種差海岸を訪れたようだ。

「しっとりと潤いのある道が描きたかった」と牧場に泊めてもらって早朝に道を写生したり、自宅に戻ってからも早朝に近所を歩いて、「露に濡れた草むらや、土の色を見ては参考にし」て、「道」の製作の準備を進めていったそうだ。

 

なるほど、あの作品にこんなエピソードがあったのか・・・。

 

この「道」の製作から、東山魁夷氏の道の思い出が述べられ、雪国の道やローマ郊外のアッピア街道、戦時下の道・・・・などについて触れられていた。

 

東山魁夷氏は、語彙が非常に豊かで、しかもレベルの高いと言ったら良いのか・・・まあ、そういう言葉を多用される。

知識の乏しい私は、文章の意味をよく考えながら、難しいところは何度でも読み直していたため、本書を読み終えるまでに長い時間がかかった。

 

ふと、小学校や中学校の国語の授業を受けるとき、予習ということで、新出の言葉調べをしてノートに書いていたことを思い出した。

 

あの頃を思い出して、無精をせずに、せっせと国語辞典を引いて、正しい意味を調べて読んでいけば、国語力が上がるかもしれないが・・・・あの頃と違って、すぐに忘れてしまうかもしれない・・・などと思った。

 

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本日、近所を歩いていたら・・・

 

 

桜だろうと思う。

 

 

もうそんな時期か・・・