ずっと訪れたいと思っていた静嘉堂文庫美術館。

 

 

こちらは、東京都選定歴史的建造物「静嘉堂文庫」である。

内部は非公開。

大正13(1924)年に建てられたもので、設計は桜井小太郎氏。イギリスに留学したそうで、この建物はイギリスの郊外住宅のスタイルが濃厚に現れているようだ。ふむふむ。

 

美術館は、こちら。

 

 

散逸した岩崎家のお雛さまが、人形愛好家の桐村氏によって集められ、昨年静嘉堂に寄贈されたことを記念して今回の展覧会が催されたようだ。

 

 

丸みを帯びた、とても可愛いお雛さまであった。

ひな人形、道具類、とにかく素晴らしい美術品であったが、

特に目が釘付けになったのが、衣装である。

まあ、素晴らしい刺繍が施された何とも言えない豪華さというか・・・。

 

ひな人形のほか、木彫彩色の御所人形も展示され、こちらも表情豊かで可愛らしい作品であった。

 

展示を眺めていて、ふと、畠中恵氏の「つくもがみ貸します」を思い出した。

 

「つくもがみ(付喪神)」とは、古い道具などに神や精霊などが宿ったもの。

小説では、主人公らが付喪神たちの声を聞くことができて、様々な物語が展開していく。

 

うむ・・・。

もしかすると、この展示室も夜は賑やかな声がしていたりして・・・・・と思わずにはいられないほど人形たちは生き生きと可愛かった。

 

 

これは、展示室前の広間に展示された重要文化財「色絵吉野山図茶壺」作:野々村仁清、江戸時代(17世紀)。

窓の外の景色は庭園の木々。

この椅子に座って、窓の外をみたり、展示物をぼんやりと眺めていると、ほんとうに贅沢。

 

壷の一部を拡大。タイムリーな展示と言えよう。

 

こちらは、「銹絵染付春草図筒茶碗」作:尾形乾山、江戸時代(18世紀)

 

 

ぱっと見て、北欧食器を連想。モダンな感じの素敵なお茶碗。

「こういうの欲しいな-」と恐れ多くも思ってしまう。

 

広間の展示物は撮影可能で、SNSへの使用も可能とのことで撮影させていただいた。

大変良い記念になった。

 

 

お庭で撮影。