今日の午後、久々に国立博物館に行ってきた。

 

「パスポート会員」が期限切れになってから、足が遠のいていたが、やっぱりトーハクは良い!

 

 

本展覧会のチラシに、名作といわれる作品を「作品同士の影響関係や共通する背景に着目」して様々なテーマを設定して紹介すると書いてあった。

 

中国の元~明時代(14世紀)の画家・文正の「鳴鶴図」を伊藤若冲と狩野探幽が模写した。

その作品が並べて展示してあり、これはかなり興味深かった。

鶴の羽の「モフモフ」感が違う、波の表現は全く違って面白かった。

 

若冲作品はこのほか、

「雪梅雄鶏図」(京都・両足院)、

「仙人掌群鶏図襖」(大阪・西福寺)イヤホンガイドで構図が三角形になっていることを聞いて、なーるほど。それで絵にリズム感があるのか。

チラシにも紹介されている右の真ん中のものがこれである。

 

 

この2点は、あの激混みの「若冲展」でも鑑賞したが、何しろ人が多く大変だった。

それに比べて、今回は、人は多めだったが、大変平和に鑑賞できて良かった・・・。

 

そして、「鶏図押絵貼屏風」(京都・細見美術館)大変ユーモアがあって楽しい屏風。これは初めて見る?

 

お目当てだったのは、若冲作品だけではない。

 

長谷川等伯の「松林図屏風」

これが5月6日までの公開ということで(実はNHK日曜美術館のアートシーンで知った)、焦って本日午後駆けつけたのだった。

いやあ、良かった・・・。離れてみるとフンワリと見えるが、近寄るとかなり激しいタッチで描かれている大変不思議な作品。気分で鑑賞距離を変えると良いなあ。

こういう屏風は、お菓子でも食べながら、お茶でも飲みながら鑑賞すると本当に良いだろう・・・。

 

この他、熱海で見てきたばっかりの岩佐又兵衛の作品もあった。

「浄瑠璃物語絵巻」の主人公・牛若の足がバレエのつま先を横に向けて両方のかかとをつけるポーズで描かれていたのが気になったが、本展覧会の「梓弓図」(文化庁)の人物も同じポーズをしていて、おおっ!

 

葛飾北斎の「くだんうしがふち」(東京国立博物館)も良かった!!ポストカードがあったら欲しかった。

小作品なのでなかなか鑑賞が大変だったが、堪能した。

 

最初の展示室の大阪・孝恩寺の「薬師如来立像」を見たときに、はっと息を呑んだ。

これまで見たことがないような柔らかな、ふんわりした薬師如来だった。

 

この後、閉館時間が迫っていたので(大好きな)ショップも見ずに本館に急いだのだった。