久しぶりに本を読んだ。
以前、著者のエッセイを読んで、大変良かったので、本書を図書館に予約したところ、数か月待ってようやく手にすることができた。人気なのだ。
本書は、女優の小泉今日子氏が、読売新聞の読書委員となり、10年間、同新聞に掲載された書評を集めたものである。
小泉今日子書評集 (著)小泉今日子
- 小泉今日子書評集/中央公論新社
- ¥1,512
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「はじめに」の部分に、
「本を1冊読み終えると心の中の森がむくむくと豊かになるような感覚があった。その森をもっと豊かにしたくなって、知らない言葉や漢字を辞書で調べてノートに書き写すようにした」
とあった。なるほど。このような努力が、著者の文章表現のうまさにつながっているのだ。
母国語だと、分からない言葉でも何となく推測できてしまい、辞書で調べる地味は億劫である。まあ、すると語彙は増えないなあ、としみじみ反省した。
本書の最後に、読売新聞の担当記者との対談があり、
「本を読めば勉強になるし、頭の中でのことではあるけど、どこにでも行くことができる。未来でも過去でも、ここにはない世界にでも。」
とある。
本当にそうだなと思う。だから私も読書は止められない。
☆ 本書で紹介され、「読みたいっ」と思った本
「ポーの話」 いしいしんじ 新潮社
・・・小泉氏が書評を書くのに苦労した本。
「わたしのマトカ」 片桐はいり 幻冬舎
・・・女優の片桐はいり氏の旅のエッセイ。
「銀の犬」 光原百合 角川春樹事務所
・・・ケルト民話モチーフのファンタジー
「夕子ちゃんの近道」 長嶋有 新潮社
・・・小泉氏は、この小説に出てくる街が好きらしい。
「オバハン流 旅のつくり方」 吉永みち子 中央公論社
・・・小泉氏が「どうオバハンになっていこうか」と参考に読んだらしい。
「がらくた」 江國香織 新潮社
・・・世代の違う3人の女性が海外のリゾートホテルで出合っての話。
「スウィート・ヒアアフター」 よしもとばなな 幻冬舎
・・・よしもとばなな氏は、小泉氏にとって特別な作家さんらしい。
「きなりの雲」 石田千 講談社
・・・編物講師の女性が主人公。
「快楽上等!」 上野千鶴子・湯山玲子 幻冬舎
・・・小泉氏がラインマーカーを引きまくった本。
「漁師の愛人」 森絵都 文藝春秋
・・・短編集のようだ。プリンを巡る3編が面白いらしい。
「川の光 2 タミーを救え!」 松浦寿輝 中央公論社
・・・アニメにもなっているらしい。ネズミの兄弟が主人公。
「たまもの」 小池昌代 講談社
・・・独身女性がいきなり男の子を預けられ、10年間くらい育てた話のようだ。
バタバタしてあまり本は読めないが、こんなカワイイ、パンケーキは食べている。
カワイイっ!

