昨日読了。
翻訳のココロ (著)鴻巣友季子
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☆ メモ ☆ (本書より引用)
「翻訳は棒高跳びに似ている。(中略)ふくまれる意味の伝達というバーを越せなければ、そこで敗退であり、だが、文中密かにくだくだしい解釈をもりこんでバーより高く跳びすぎては、力の無駄づかいであるし、第一にみっともない。」
※ 「くだくだしい」は私の語彙になかったので、辞書を引いた。「長すぎたり細かすぎたりしてくどい」ということらしい。
「身も蓋もないことをいえば、翻訳とはそれじたい、性格のわるい作業なのである」
「原文のこの箇所は平板で情趣がないとか、味がくどすぎるとか勝手に判断して、訳文に妙な匙を入れると、あとで読み返したとき、そこだけむしろ安っぽく、高級なことをしたつもりが、もっさりと野暮な味つけになっている。」
「ある意味、訳者は原作の手足になる。しかし、二人羽織のように(原作の)後ろへまわってしまって、まわりも見えない状態で、これが食べたいだろうと、見当違いのものを、見当違いのところにつっこんだりする関係にだけはなりたくない。翻訳には“善かれと思って”という発想が一番よくないのだ。」
なーるーほーどー。
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