本日読了。
本書は、今から150年前にアメリカの元奴隷の身分だった女性が書いたノンフィクションである。
ある奴隷少女に起こった出来事 ハリエット・アン・ジェイコブズ(著) 堀越ゆき(訳)
- ある奴隷少女に起こった出来事/大和書房
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アメリカに奴隷制度というものがあったことをすっかり忘れていた。
本書は南北戦争以前の物語であるが、
南北戦争前中後を描いた「風と共に去りぬ」には、本書とは違った角度から黒人奴隷が描かれていた。
アメリカ合衆国の奴隷制は1865年に終わった。
これはつい150年前ほどのことである。
つまり今から150年前にはまだ奴隷制があったということだ。
その事実に驚いてしまった。
本書の内容は、ぜひ読んでいただくことにして・・・。
驚いたのは、学齢期に十分な教育を受けたとは言い難い著者が、これほどまでの文章力を身につけたということと、本書を翻訳したのは、著名な翻訳者ではなく、大手コンサルティング会社勤務の方であるということだ。
本書は非常に読みやすい。
「凝った」文章ではなく、「素直な」文章というか・・・。
原書を読んだ訳ではないから分からないが、
きっと翻訳者が、
原文を自分の主観を入れずに、
原文のニュアンスを壊さずに、
原文に忠実に、
翻訳されたからだと思う。
このような翻訳は、非常に読みやすく、著者が書きたい事が良く読者に伝わると思う。
著者の心からの叫びが良く伝わった。
それから、本書の「解説」は、なんと、佐藤優氏が書いているのだ!!
これには驚いた。
そして、佐藤優氏も「解説」で本書の翻訳を「実に見事だ」と書いている。
「英語から正確に翻訳しているというだけでなく、(中略)心象風景が読者にリアルに伝わる」とも。
翻訳は正確が「命」なのだ。
「訳者あとがき」に紹介されていた2001年に出版されている翻訳書。
- ¥5,775
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こちらは、研究書として注釈や解説が充実しているらしい。
うーん。読みたいなあ。
そして、(子ども向けではない)「アンクル・トムの小屋」も読みたい。
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私はくしゃみ 派!
あくびは何とか我慢できるだろう。
くしゃみは・・・厳しい。

