週末に読了した。
- 人質の朗読会/中央公論新社
- ¥1,470
- Amazon.co.jp
小川洋子ワールドに浸れる1冊。
「地球の裏側にある、一度聞いただけではとても発音できそうになり込み入った名前の村」で、反政府ゲリラによってツアーバスが襲撃され、参加者と添乗員が人質となった。
そして、軍と警察の特殊部隊がアジトに強行突入したが、人質は犯人の仕掛けたダイナマイトによって全員死亡した。
しかし、アジトには、盗聴器が仕掛けられており、「人質の朗読会」が録音されていた。
その録音されていたものが、修正なしで、ラジオ番組となって放送された。
本書は、その8つの物語+盗聴の音声を聞いていた軍人さんの物語、計9つの物語によって構成されている。
人質となった「語り手」たちは、割と平凡な人物かもしれない。
そして、語る物語もそんなに「劇的」なものはない。
しかし、平凡かのように思われる日常は、実は、平凡ではない、のかも知れない、と思った。
それぞれの物語は、何かをじんわりと、しみじみと訴えてくる。
特に、「第六夜 槍投げの青年」は、特に事件が起こったわけではない、本当に日常にありそうな(けど、なさそうな)物語だが、泣けてくるような気持ちになった。
私も、一日一日、丁寧に生きたいなあ、と思った。
ブログネタ:財布や携帯、なくしたことある?
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ない、かも。
財布の中身は、「あら、どうしてこんなに減っちゃっているのかしら・・・」と思うことしばしば。。