運命学研究家 根本 沙璃(さり)です。
今日は「冷たい人だと思われたくない」
と無理をして、あとでどっと疲れてしまう
そんな方のためにお届けします。
お願いを断ったあとに、相手を傷つけたかも
嫌われたかもしれない、と胸が締めつけられ
その苦しさに耐えかねて
やっぱりいいよ、と前言撤回して
しまうことはありませんか?
今回は、その状態を心理学の
視点からひもといていきましょう。

心理学では、私たちの心の中に
「冷静な大人の自分」と
「親の顔色をうかがう子どもの自分」が
同居していると考えます。
断ったあとに激しい申し訳なさに襲われているとき
心の中の主導権を握っているのは
「子どもの自分」です。
いい子にしていないと見捨てられる
怒られたくない、と、幼い頃のように
無意識に怯えてしまっている状態です。
こちらが「怯える子ども」の姿勢をとると
無意識の力学(心理的な役割ゲーム)が働き
相手も知らず知らずのうちに「偉そうな親」
のように振る舞い始めます。
要求を丸呑みし続けることは優しさではなく
相手をわがままなモンスターに育て上げ
最後に関係を自爆させてしまう引き金になります。
大切なのは
「あ、いま私、顔色をうかがう子どもモードになっているな」
と気づくことです。
その自覚が生まれた瞬間、心の中に
「冷静な大人の自分」が戻ってきます。
大人の視点に立てば
「あなたのことは大事。でも、この条件は引き受けられない」
と、感情をぶつけずに落ち着いて枠(ルール)を伝えることができます。
断ったあとの罪悪感は、悪いことをした罰ではありません。
これまで使ってこなかった「NOと言う筋肉」が
心地よく筋肉痛を起こしているようなものです。
痛みを恐れて引き返す必要はありません。
「私は今、ちゃんと自分の人生を取り戻しているんだ」
と、その痛みを誇らしく受け止めてあげましょう。