
今日は、去年からずっと楽しみにしてた映画「玄牝」(げんぴん)を観て来ました




これは愛知県岡崎市にある、「吉村医院」という自然分娩で有名な産科医院のドキュメント映画です。


<<吉村医院HP>>
ここの院長、吉村正先生は、これまでに50年間、2万件以上のお産に産科医として立ち合って来られました。
その中で、生と死…そして女性のすばらしさを感じ、考えて、
女性の持っている本来の力…自然の力を最大限に活かしてあげれば、
難産なんてならずにツルンと生まれてくるものだと言ってました…

そんな吉村医院には、裏庭に築300年山村の古民家が移築してあり。
昔懐かしい里山のような場所に妊婦さんが集い、薪割り、鋸挽き、雑巾がけ、畑仕事などの昔ながらの労働を体験します。
映画の中でも、壁の雑巾がけ(スクワット)を「50回1セットで、1日300回やります!」
と、笑顔で話す妊婦さんも出てました

「不安はお産の大敵!ゴロゴロ、ビクビク、パクパクしないこと。」と吉村先生はお話しています。

ここに集まる妊婦さんたち、それぞれの想い…
…1人目、2人目と大きな病院で産んだけど、1人目の時は陣痛が長引き、子宮口がなかなか開かず、
知らないうちに、陣痛促進剤をうたれ、なかなか出てこないからとお腹を押され、吸引もされました。。。
と、涙を流し声を震わせ話す、第3子を妊娠中の妊婦さん。
…中学生の時に、女の子だけ集められ見せられたお産のビデオが怖くて、自分がいざ妊娠したら、それを思い出して怖くて、不安で。。。
と、いつもの元気とはうらはらに、本音を話す初妊婦さん。
…第2子を妊娠してから、こちらの病院を選んで来たんですが、昨日の健診で、赤ちゃんの心臓が止まってしまってました…今はこの子と一緒に居る時間を感じながら、陣痛のようなものと共に、この子が出てくるのを待ってます。。。。
止まらない悲しみと涙と共に話す妊婦さん。
吉村先生はそんな妊婦さんたち、ひとりひとりの話に耳を傾け、
まったく飾らない言葉で応えてくれます。
「ほとんどの産婦人科医が、間違ったやり方をしている…。本来お産の時、医者はほとんど何もしなくてもいい…
それをお金を儲けようとあれもこれもするから、その親子の関係までもを狂わせてしまう…」
「私たちは今の世の中のあり方を、もう一度考え直さなければいけない」
「世の中、自分で自分の人生を創り上げていくもんなのに、出来上がった世の中に自分を当てはめようとするから苦しいんだ…そんなのおかしい。自分らしく、あるがままで…自然が一番だ…」
こうやって、数え切れない妊婦さんを支えて来た吉村先生も、
死と向き合うのは、やはりツライと言ってました。。。
死産・流産…お産による母親の死…
しかし、吉村先生は「死というものもあっていいのだ」と言う。
「生を肯定するなら、死も否定してはいけない…死を否定するということは、神様に逆らうということだ」と…。
また、映画の中では、吉村先生自身の親子の問題にも少しだけ触れられてました…
先生の娘さんとの会話。。。
「私はパパにもっと、家族の言うことに耳を傾けてほしかったんだよ…
他人の妊婦さんや子供にはあんなにいっぱい良くしてるのに…家族には…」
「今さら言ってもどうにもならん…自分は精一杯努力をして来た…いつ死んでも後悔はない…」
自然分娩の神と呼ばれる吉村先生だって、1人の人間です…
また、吉村医院で働く、助産婦さんたちの声の中にも、
「先生はワンマンだから、もうちょっと私たちの大変さにも目を向けてほしい…」
…などの話も赤裸々に表現されてました…。
とにかく、ただただ、「自然分娩ってステキね」だけでは片付けられない、
もっともっと奥の深い内容で、私の心もドーンといろんな感情がいっぱいになり、考えさせられました。
ただ、やっぱり、生まれたての赤ちゃんを見るだけで…

妊婦さんの陣痛時の声を聞くだけで…

無意識に涙が溢れました…

吉村医院でのお産では、本当にツルンとキレイな状態で赤ちゃんが出てきてました…

生まれてスグに、母親の胸に赤ちゃんが乗った瞬間、
どの母親たちも、喜びに涙を流し
「ありがとう」
「会いたかったよ」
「うれしい~」
と、歓喜の言葉がこぼれ落ちていってました…

「ありがとう」
って、なんてステキな言葉なんだろうって、改めて思いました

それと、私が印象に残ったのが、
助産師さんが両親学級で話していた話。
「女性はどうして帝王切開じゃ満足しないのか…どうして産道から産みたいのか……
それは、女性が一番愛を感じるのが”膣”なんです。つまり、産道…命の道…
性交渉でもそうでしょ?愛しい人を本当に受け入れたいと思う場所…
お産も同じなんです。。。。愛しい我が子を、産道で感じたい…」
ドキっとしました…
命の道の大切さを、改めて感じる言葉でした…
私はこの映画を観て、やはり妊娠期の大切さをもっと、
多くの人に知ってもらいたいと強く思うと同時に、
大切な人たちに「愛してるよ」って言いたくなりました

東京などの上映はもう終わってますが、
札幌のみなさん、よかったらぜひ観に行ってみてください

そして女性の強さと素晴らしさを感じてもえたらなぁと思います

よぉし
私もマタニティフラクラスがんばるぞ
たくさんの親子のALOHAが、しっかり繋がっていきますように…

welina