自分を変える方法 | 真面目に脱線話@リンガランド英語塾

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英語や芸能など、思いついたことを適当に書いていくという、そういうブログです。

前回、change the worldという英語を日本語の「自分を変える」と比較して述べた(→過去ログ)。



前回の内容をごく簡単にまとめると、「世の中のためになる」くらいの意味で使われるchange the worldは、日本の「自分を変える」と同様に考え方がまだ成熟しておらず、もし「自分を変えたい」と思うのであれば、それを早くから突き詰めてきたアメリカから学んだほうが手っ取り早いといったことだ。



逆に言えば、アメリカでI want to change myself.と言うと、「具体的にどうなりたいのか?」と聞かれるだろう。それはアメリカが伝統的に自分を変えることを昔から積極的に考えてきたからである。そのために、それに沿って具体的に「その先」を述べるのが自然だ。



それでは、「自分を変える」とはどういうことだろうか。アメリカで定着している考え方に沿って言ってしまえば、習慣や行動パターンを望ましいものに変えるというになるだろう。



たとえば、会議で発言したいときになかなか発言できないという人は、「思い切って(できれば気負わず自然に)発言する」という行動パターンを身につけることができれば、「自分を変えた」ということになる。



あるいは、ダイエットできないとかすぐリバウンドしてしまうという人は、「ある水準以上は食べない」とか「定期的に運動をする」といった習慣が続けられることがそれにあたる。





なぜ「習慣」なのかと言えば、反対の「自分が変わらない」という状態を考えればわかりやすいだろう。



自分が変わらないとは、食べ過ぎるとか、運動をしないなどといった昔から惰性で続いている行動パターンを抜け出せないことである。つまり、同じことを繰り返している自分に、「こうありたい」という行動パターンをつけることが「自分が変わる」という表現の中心にある。



「自分を変える」ことについて先を行っているアメリカにおいては、少なくともそう考えるのが主流であって、実際それが妥当ではないかと私も考えている。



だから、「自分を変えたい」と思う人は、まずその中身を具体的にすることが大事だ。それには、まず「古い行動パターン=変えたい行動パターン」と「新たな行動パターン=望ましい行動パターン」の2つを洗い出して明確にすることである。



『世界のトップエリートが絶対に妥協しない小さな習慣』に出てくる事例だが、著者には夕食後についソファーでうたた寝をしてしまって、本来の就寝時間には目が冴えてしまうという著者の悪習慣について描かれている。



こういった習慣のせいで毎日、睡眠不足に陥っているという人にとっては、「古い行動パターン」は夕食後にソファーでうたた寝をすること、「新たな行動パターン」は寝るべき時間に寝床に入ることになる。



実際、寝不足によって翌日の仕事の効率が落ちて、また対人関係で失敗してしまったとすれば、それは決して「小さなこと」とは済ませられない。いやもっと言えば、「対人関係でついかっとなって孤立する」といった深刻な問題が、実は「寝る前のうたた寝による寝不足」というごく小さな問題が原因になっていることもありえる。





そうやって1つ1つ新たな行動パターンを身につけられれば、立派に「自分を変える」を実践していると考えていいだろう。



「自分を変える」と言うとずいぶん仰々しく感じるが、実はその程度の単純明快な行動パターンの積み重ねにすぎない。change the worldの1つの例が「車の代わりに自転車で通勤する」であるのと同様に、「自分を変える」の1つの例が「就寝時間に寝る」であっていい。また、小さなことだからこそ、効果がすぐ出て、成功が見えやすい。



ただし、本当の問題はここからである。




「じゃあ、うたた寝を止めよう」と思っても、そう意識するだけでは止められない。自分を変えられるかどうかは、この先にある実践の仕方にかかっている。



それにはその行動パターンを引き起こすきっかけを見つけることだ。ここで言えば「夕食後にソファーでうたた寝する」という行動のきっかけを暴き出せばいいのである。



なお、いったん確立してしまった習慣とそのきっかけがいかに人間に対して強い影響を与えるかを暴いてベストセラーになった本が、前回紹介した『習慣の力』である。



本ブログでも述べたことがあるが(→過去ログ)、たとえば、近年売れに売れている「香る柔軟剤」では、香りが洗濯という労働のおける報酬=きっかけとしていったん定着すると、それは習慣となって「香りのない柔軟剤だと物足りない」と思うようになってしまう。




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あるいは別の例で言えば、紅茶を飲むときにクッキーを食べるのを繰り返していると、紅茶を入れるときに無意識にクッキーを探すようになり、クッキーが欠かせなくなってしまう(この例は『世界のトップエリートが絶対に妥協しない小さな習慣』から孫引き)。



こんなささいな習慣であっても、「クッキーなしで紅茶を飲む」というのを目標にしたとたんに、「新習慣を阻む頑強な壁」となって私たちの前に立ちふさがるのである。



いちどきっかけ=報酬となってしまうと、取り除くのはたいへんである。紅茶にクッキーくらいなら実害はさほどないが、「ツメをかむ」という軽い悪習慣でも、それが一種の精神安定剤の働きをしていると取り除くは難しい。過度の飲酒や喫煙となると「止めると日常に生活に支障を来すほどいらいらする」というレベルになり、抜け出すのはいっそう困難である。





だから、「自分を変える」というレベルで悪習慣を取り除こうとするのなら、しっかり自己観察を繰り返して、そのきっかけとなっている無意識の行動を見つけ出し、それを違ったもので置き換わるまで粘り強く繰り返していくしかない。



この方法をやりやすい方法論として落としこんで教えてくれるのが『世界のトップエリートが絶対に妥協しない小さな習慣』である。「自分を変えたい」と思っている人には得るところがたくさんあるはずだ。「自分を変えたい」と本気で考えている方には、ぜひ一読をお薦めしたい。


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