神は存在するか? | 真面目に脱線話@リンガランド英語塾

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英語や芸能など、思いついたことを適当に書いていくという、そういうブログです。

クリエイティブ・シンキング指導の第一人者にして、『クリエイティブ・シンキング入門』(ディスカヴァー・トゥエンティワン刊)の著者であるマイケル・マハルコ氏の記事を久しぶりに取り上げます。タイトルはDoes God Exist?(神は存在するか)です(→外部記事リンク)。



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今回の記事は大学教授とその学生との対話で成り立っています。頭が良くて、学生をやり込めるのが大好きなタイプの、ちょっと底意地の悪い教授が登場します。



では、さっそく読んでいきましょう。



Religious beliefs polarize many humans. Some will say there is no scientific evidence that God exists, therefore there is no God. Others say the absence of evidence is not evidence of absence; therefore we must have faith that God exists to give meaning to our existence. The following story illustrates how a person's theory determines what is observed and how what is observed is interpreted according to the person's theory.

「宗教上の信仰は、多くの人間に違った属性を与えるものだ。神が存在するという科学的な証拠がないので神は存在しないと言う者もいるだろうし、存在の不在は不在の存在ではないので、神が存在し、人間の実存に意味を与えていると信じるべきだと言う者もいる。次の話が指し示すのは、いかに人の理論が見るものを決定して、いかに見るものが人の理論に応じて解釈されるものかということである」



一般的には、神の存在を証明した者はいないということになっています。これを持って「神はいない」ということもできますが、「存在が証明できないことは、存在しないと証明したこととは違う」と突っぱねることもできます。



つまり、神に関しては、信じるか信じないかという出発点から何一つ進展しないものだということになります。



ところが、ある大学の教授が、神を信じている学生に次のような質問を投げかけます。



The university professor challenged his students with this question. Did God create everything that exists? A student bravely replied, "Yes, he did!" "God created everything? The professor asked. "Yes sir", the student replied. The professor answered, "If God created everything, then God created evil since evil exists, and according to the principle that our works define who we are, then God is evil". The student became quiet before such an answer.

「大学教授が学生にこんな問題を課した。「現存するすべてのものは神が作ったのかね」学生は自信まんまんに「はい、そのとおりです!」と答えた。「神がすべてを作ったんだね」と教授が聞くと、「おっしゃるとおりです、先生」と学生が答えた。教授は「もし神がすべてを作ったのなら、悪は存在しているのだから、神は悪を作ったということだね。そして、自分のやったことが自らを決める原則に従えば、神は悪になるね」と答えた。そんな答えの前で、学生は沈黙した」



大学教授の地位が今よりはるかに高い時代の話なのかもしれませんが、お・も・て・な・し精神のかけらもない意地悪な教授です。



神がすべてのものを作ったのなら、悪だって神が作ったというのが道理です。だから、悪を作った神は悪だ、と、とんでもないことを言うわけです。ただ、これに反論するのは困難ではないでしょうか。


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でも、これにまっこうから反論する学生が現れます。



Another student raised his hand and said, "Can I ask you a question professor?""Of course," replied the professor. The student stood up and asked, "Professor, does cold exist?""What kind of question is this? Of course it exists. Have you never been cold?" The young man replied, "In fact sir, cold does not exist. According to the laws of physics, what we consider cold is in reality the absence of heat. Every body or object is susceptible to study when it has or transmits energy, and heat is what makes a body or matter have or transmit energy. Absolute zero (-460 degrees F) is the total absence of heat; all matter becomes inert and incapable of reaction at that temperature. Cold does not exist. We have created this word to describe how we feel if we have no heat."

「別の学生が挙手して「先生、質問してもいいでしょうか」と言うと、教授が「かまわないよ」と答えた。学生は立ち上がって「先生、冷たさは存在しているのでしょうか」と尋ねた。「その質問はどういう意味だい。もちろん存在している。君はこれまで冷たいと思ったことはないのかい」「いいえ、先生、冷たさは存在しません。物理学的に言えば、私たちが冷たさだと考えているものは、現実には熱の不在です。あらゆる物体が、いつエネルギーを持っているか、あるいはいつエネルギーを放出したかをはかることができます。また、熱は対象に熱を持たせたり放出したりさせるものです。絶対零度は熱が完全に不在である状態になって、その温度になると、すべての物質が不活性化し、反応できなくなります。冷たさは存在しません。私たちは熱がなくなるとどのように感じるかを表すためにこの言葉を作ったのです」」



トラップを仕掛けた質問で、教授をやり込めます。熱は存在するけれども、熱がない状態でしかない「冷たさ」は存在しないというわけです。たしかに仰せのとおり。



最初の態度に怒っていたのか、学生は攻撃の手を緩めません。嫌な思いをしていて、この機をとらえて、「いつやり込めるの? 今でしょう」と立ち上がったのかもしれません。



The student continued, "Professor, does darkness exist?" The professor responded, "Of course it does." The student replied, "Once again you are wrong sir, darkness does not exist either. Darkness is in reality the absence of light. Light we can study, but not darkness. In fact we can use Newton's prism to break white light into many colors and study the various wave lengths of each color. You cannot measure darkness. A simple ray of light can break into a world of darkness and illuminate it. How can you know how dark a certain space is? You measure the amount of light present. Isn't this correct? Darkness is a term used by man to describe what happens when there is no light present."

「その学生は「先生、暗さは存在しますか」と続けた。教授は「もちろん存在するとも」と答えた。学生はこう応じた。「先生、またお間違いですよ。暗さは存在しません。暗さは現実には光の不在のことです。光をはかることはできますが、暗さをはかることはできません。たしかに、ニュートンのプリズムを使えば、白色の光を多様な色に分けて、それぞれの色の波長をはかることができますが、暗さをはかることなどできません。たった一筋の光があれば暗黒の世界に分け入って、それを照らすこともできます。ある空間がどれくらい暗いかどうやったらわかるのでしょうか。暗さは光がないときに起こることを表すために人が使っている用語です」」



「熱:冷たさ」の関係は「光:暗さ」でも同様だというわけです。光がない状態を、人間が便宜的に「暗さ」と名づけただけだと。


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そして、学生は最後に倍返しにします。



Finally the young man asked the professor, "Sir, does evil exist?" Now uncertain, the professor responded, "Of course as I have already said. We see it every day. It is in the daily example of man's inhumanity to man. It is in the multitude of crime and violence everywhere in the world. These manifestations are nothing else but evil." To this the student replied, "Evil does not exist sir, or at least it does not exist unto itself. Evil is simply the absence of God. It is just like darkness and cold, a word that man has created to describe the absence of God. God did not create evil. Evil is not like faith, or love that exists just as light and heat. Evil is the result of what happens when man does not have God's love present in his heart. It's like the cold that comes when there is no heat or the darkness that comes when there is no light."

「最後にこの若者が教授に「先生、悪は存在しますか」とたずねた。すでに自信を喪失していたが、教授は「すでに言ったように、もちろんだ。私たちは毎日それを目にしている。それは人が人に対して非人間的になるという日々の断片の中にある。それは膨大な罪悪や暴力の中にある。こういったことが体現するのは、ほかでもない、悪だ」と答えた。これに対して学生が答えた。「先生、悪は存在しません。いや、少なくともそれ自体において存在するわけではありません。悪とはたんに神の不在のことです。それはちょうど暗さや冷たさと同様に、神の不在を表すために人が作った言葉です。神が悪を作ったのではありません。悪は信仰とは違いますし、あるいは、光や熱と同じように存在している愛とは違います。悪は、人の心に神からの愛がないときに起こることの結果です。それは、熱の不在で起こる冷たさや、光の不在で起こる暗さのようなものです」



「やめてあげて! もう教授のライフはゼロよ」といった感じです。そして、最後の最後に、「じぇじぇじぇ」と言いたくなるような話が。



The young student's name purportedly was- Albert Einstein. Einstein, himself, neither confirmed nor denied he was the student.

「この若い学生の名前は…アルバート・アインシュタインではないかと言われている。アインシュタイン自身は、彼がこの学生であることを肯定も否定もしていない」



証拠の不在は不在の証拠ではない、ということをあらためて問い直す記事でした。この学生がもしアインシュタインだったらさもありなん…と思いたくなるような話です。もし本当だったらアインシュタインって……ワイルドだろぉ。


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