続・オスロに行ってみた | 真面目に脱線話@リンガランド英語塾

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英語や芸能など、思いついたことを適当に書いていくという、そういうブログです。

ノルウェー旅行を思いついたのは今春のことです。



旅行で7月テロについて考えるつもりはなかったのですが、いろいろ見ているうちに、どうしてもあのテロのことを考えてしまいます。みなさんもそうでしょうが、私にとっても衝撃的でした。



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雨がちな午前中、遊覧船でオスロフィヨルドを1時間半ほど見たあと、あまりの寒さにH&Mでマフラーを買ってから、オスロ港近くのノーベル記念館を訪れました。



ストックホルムの旧市街にあるノーベル博物館とくらべると、こぢんまりした印象で、日曜だというのに人影はまばらでした。



ここでは、ノーベル平和賞創設のきっかけとなった人物(ナンセン)や、歴代の受賞者が解説されていますが、それより「世界には苦難にあっている人がたくさんいる」ということが、これでもかというほど写真付きで描かれています(記念館ではナンセンと新聞に載れます)。



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そして、「だからこそ、我が国は難民をできるだけ受け入れているのだ!」と高らかにうたいます。



ノルウェーに移民が多いのは、ノーベル平和賞に代表されるこういった「慈愛の精神」が土台にあります。ただ、オスロの美しい街並みは移民を受け入れることで、すこしずつ破壊されています(と、私には見えました)。



ノルウェーはアメリカのようなオープンな国では決してありません。むしろ、ヨーロッパの田舎であることに誇りを持っているように見受けられます(写真は民族博物館の広大な敷地にたくさんある昔の建築物の1つ)。



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私のような日本人を見たときの典型的な行動として、デンマーク人は「こいつ日本人かな?」といった様子で興味津々、フィンランド人は「なんかいるなあ」と意識するけど視線は向けない、スウェーデン人は外国人慣れした様子で接します。



それに対して、ノルウェー人は文字通り「無関心」。外国に対する関心があまり高くないのでしょう。「排他的」とまでは言いませんが、どちらかというと内向きで決して多様化を好むお国柄ではないように感じます。



ノルウェー人の中には「慈愛の精神」という建前より、移民によって街が変わっていくことに嫌悪感を持っている人も少なくないのではないでしょうか。今回のテロは、そういった矛盾から発火したものではないかと思えてきます。



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しかし、移民文化は着実に根付いています。



日曜はあちらこちらで教会の鐘がなり、多くの人が礼拝に訪れる様子が見て取れます。もちろん、店の多くが休んでいます。



移民がやっている便利そうな(=雑多な)お店は日曜日も開いていて、けっこう繁盛しています。ノルウェー人は性格的にサービス業にあまり向いていない気がしますが、そのぶんを移民が創意工夫で補い、商売を成功させています。



あのテロは、もしかしたらノルウェーが真の多民族国家になるための通過儀礼だったのかもしれません。オスロ大聖堂にはテロの犠牲者のための花束が今も山のように手向けられています。



大きな悲劇が新しいステップへの助走になることは、歴史が証明しています。イプセンが今生きていたら、きっと美しい再生の物語を書くことでしょう(写真は国立劇場)。


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四日間で足が棒になるほど町中を見て回りました。念願のムンクの『叫び』も見ました(残念ながらムンク美術館は休館中でした。カフェにあったケーキをお楽しみください)。




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オスロ最終日の午後、1つ気になることがあって、オスロ大学の横にある大きな書店に行きました。「ノルウェーには『ノルウェーの森』は売っているか」というくだらない目的だったのですが、ワンコーナー村上春樹本が! それどころか、「1Q84、10月発売!」という大きなポスターまで。



人口は少ないのに、ノルウェー語出版物の量にびっくりしました。国民の知的水準の高さを感じます。



さて、明日は特急電車を乗り継ぎ、念願のソグネフィヨルドに行きます。フィヨルド、氷河、登山鉄道・・・考えるだけでわくわく、どきどき、わんわん、にゃんにゃん。



続きます。




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