「成功を勝ち取るには、意志の強さが重要だ」と思われている方が多いでしょう。実際そうなのです。ただ、成功のための意志の強さのイメージが、今は従来とかなり違ってきているようです(→外部記事リンク)。
Imagine that you are challenged with the task of holding your hand in a bucket of icy cold water for two minutes. Now imagine, instead, that you are challenged with the task of falling asleep in the next two minutes. Which task would you find easier to accomplish?
「あなたが2分間氷水の入ったバケツの中に片手を入れるという荒行に挑んでいるとします。あるいは、2分間で眠りに入るという荒行に挑むとします。どっちが簡単だと思われますか」
なんだか変な質問です。それにeasyの定義がわからないので、答えにくいと思われる方が多いでしょう。
文句ばかり言ってもしょうがないので、考えてみましょう。
氷水のほうは苦痛が伴うものの、我慢すればいいだけです。一方、眠るのは意志の力だけではどうしようもありません。そうすると、多くの人にとって氷水のほうがeasyだということになります。
それに、「2分で寝る訓練をする」と言っても、「よし!2分で寝るぞ!」と思った時点で無理でしょう。そんなことは考えないで、心を無にして睡魔に入り込むような特殊な訓練が必要でしょう。
さて、なんで筆者はこんな質問を投げかけたのでしょうか。
I would label the first type of will power as egotistical will-power and the second type as non-egotistical will-power. The reason I use the term egotistical to refer to the first type of will power is simple: those who have a higher need for achievement and success, and those who have a correspondingly stronger desire to be perceived as important (that is, those who have a stronger ego, as the term is used in common parlance) are more likely to have stronger egotistical will-power. Think about it this way: your ability to overcome physical pain or mental exhaustion will be greater when your desire for accomplishing a goal is greater.
「最初のタイプの意志の力を「ジコチュー心力」、2番目を「非ジコチュー心力」と名づけます。ジコチューという言葉を用いるのは、最初のタイプの心力が単純だからです。業績や出世に強く惹かれる人や、重要な地位にあると思われたい欲が相応に強い人(つまり、一般的な用語ではエゴが強い人のこと)は、強い「ジコチュー心力」を持つと考えられます。それをこんなふうに考えてください。自分の目指す目標が大きければ大きいほど、肉体的苦痛や精神的疲労に打ち勝つ能力は増していくと」
ようするに、野心家ほど自分の野心を達成するために我慢強くなるということでしょう。
ところが、筆者は、成功するために必要な力は最初のタイプではなく、あとのほう、つまり「2分で寝る」といったことをやろうとする力のほうがずっと大事だと述べます。
Consider the types of subtle obstacles that one must routinely overcome to have a successful modern career, such as, maintaining one's confidence despite criticism from others, or the ability to respond appropriately to a provocative email. Dealing with these situations requires ability to control one's mind. For instance, maintaining confidence in the face of criticism depends on one's ability to visualize positive outcomes and avoid thinking of negative outcomes. Likewise, responding appropriately to a provocative email requires the ability to divert attention away from the revengeful thoughts that such an email instinctively generates.
「今の仕事を成功させるために、小さな問題を恒常的に対処せねばならないような状況を考えてみましょう。たとえば、他人から中傷されながらも自信を持ち続けるとか、腹が立つようなメールに適切に答える能力などです。こういった状況に対処するためには、心をコントロールすることが求められます。たとえば、批判にあいながら自分に自信を持ち続けるには、良い結果になることをイメージし、悪い結果を考えないことができるかどうかです。同じように、腹が立つようなメールに適切に返信するには、そんなメールを読んで自然とわき上がるような復讐心から気持ちをそらせるような能力が必要です」
結局、他人とうまくやっていけるかどうかということにつきるようです。
そのためには精神的な成熟が必要であって、人生で成功するには攻撃的な野心ではなくて、こういった感情をコントロールできるような心の強さのほうがずっと大切だと述べています。
終始身につまされることばかりなので、今回はコメントしないで終わります。
ほなさいなら。
