さて、一度このブログでも取り上げたことがありますが、せっかくのお正月ですし、挨拶表現のHappy New Year.について解説します。
Happy New Yearは日本語の「明けましておめでとう」に対応しますが、実はお正月前にも使うことができます。「良いお年を(お迎えください)」の意味でも使えます。
さて、どうしてだと思いますか?
これはもともとI wish you a happy new year.の意味です。
ところで、以前、「Cry Me A RiverのA Riverってどういう意味?」(→リンク)で解説しましたが、SVOOの第4文型では最初のOとあとのOのあとにhaveの関係があります。
I wish you a happy new year.も第4文型です。SVOOの2つのOのあいだにhaveの関係があるとすると、この英文は「You have a happy new yearを願う」という意味だと考えられます。
つまり、Happy New Yearは「あなたがa happy new yearを持ちますように」というのが元の意味で、そこから「明けましておめでとう」や「良いお年を」になるわけです。元の意味を考えれば、どちらにとってもOKであるのも納得できます。
ほかの挨拶表現Merry Christmas.やGood morning.も、もとはI wish you a merry Christmas.(あなたがすてきなクリスマスを持ちますように)やI wish you a good morning.(あなたが良い朝を持ちますように)で、そこからI wish youを省略したものだと考えられます。
なお、I wishうんぬんの解説がわかりにくい方はHave a happy new year.からHaveが省略されたと考えてもかまいません。ほぼ同じ考え方です。
もう1つ忘れてならないのが、冠詞がいらないことです。ときどき年賀状にA Happy New Year.と不定冠詞のaをつける方がいますが、あいさつでは冠詞は不要です。「おはよう」がA good morning.とならないのと同じです。
くわしくは昨年のお正月に本ブログで解説していますので、関心のある方は参考にしてください(→1・2・3・4・5・6・7)。
2011年がみなさまにとってすばらしい1年になりますように、お祈りしております。Happy New Year!
