日本語に疑問文なんてない! 疑問文・その10 | 真面目に脱線話@リンガランド英語塾

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英語の疑問文と日本語の疑問文のちがいは、「それを答えるべき質問だとくみ取る」という段階があるかどうかです。


まず英語の場合です。


(英語)話し手が疑問文を言う→聞き手がそれに答える




(  ̄っ ̄) そこはわかった。



この構図は否定疑問文でも同じだと言いました。


(英語)話し手が否定疑問文を言う→聞き手がそれに答える


ようするに、ふつうの疑問文か否定疑問文かのちがいだけです。




(  ̄っ ̄) でも否定疑問文だと、話し手はYesを求めているわけでしょ?




はい。英語では否定疑問文を使うのは、相手がYesと言うと考えているときや期待しているときです。



ただし、それが前提としてあるだけです。




(;  ̄っ ̄) 日本語もその点は同じだよね?




肯定的な答えを期待しているという点では同じですが、日本語の場合は前提ではなくて、文そのものが期待を表しています。




(;  ̄っ ̄) 前提か、文そのものか、ねえ・・・。




日本語の否定疑問文のパターンはこんな感じです。


(日本語)聞き手が否定疑問文を言う→話し手がそれを答えるべき質問だと判断する→話し手が答える




(  ̄っ ̄) ふつうの疑問文と同じだね。




はい。ただし、この2つめの段階で、大きなちがいが出ます。




(  ̄っ ̄) どういうこと?




たとえば、「松坂大輔を知らないの?」を答えるべき質問と判断したときに、とりかたが2つあるんです。




(  ̄O ̄) 2つ?なんでよ?




つまり、相手の「知らない」という否定の内容に答える場合と、相手の「知っているべき」という期待に答える場合です。




(; ̄_ ̄) は?



聞き手は松坂を知らないとします。


「知らない」ということばそのものに答える場合は「はい、知りません」となります。




(  ̄0 ̄) 期待に答える場合は?




話し手が「知っているべきだ」と考えていることは否定疑問文を使っていることでわかります。


だから、その気持ちに答えるなら「いいえ、知りません」となるわけです。




(  ̄_ ̄) ふーん、そっか・・・。




日本人が否定疑問文にうまく答えられないのは、何もパターンがちがうだけが理由ではないんです。




(  ̄っ ̄) なんで?




日本語で「相手のことばを質問だと判断し、それをくみ取って答える」という段階があるために、英語の質問も「相手の言った内容はこういうことだな」とか「相手はこんな気持ちで言っているんだな」と考えてしまうんです。


英語についついそれを適用してしまい、YesとNoがこんがらがってしまうわけです。




(; ̄0 ̄) じゃあ、どうしたらいいのさ?




慣れるしかないでしょうね。


英語のときは日本語疑問文の考え方を捨てて、「内容が本当か本当でないかを考える」という態度を、ふつうの疑問文でも否定疑問文でもとれるようにするしかありません。




(; ̄0 ̄) けっきょく練習か。




はい。けっきょく練習です。




(  ̄_ ̄) ふむー・・・。




ただ、日本語の疑問文のしくみを知っておけば、英語でもどうあらためたらいいかがわかるから、上達は早いと思いますよ。


続きます。




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