私は、友達が少ない。


人前では、いつも元気で明るい、活動的なサクラコちゃんであるが
その実、結構根暗で、オタクに近い。



そんな私でも、親友と呼べる人が、数人。


一番仲のいい友達は、全員、中3のときの同級生。 
そのうちの2人は、幼稚園からの幼馴染み。  


それ以降、親友と呼べる
友達ができるのは、会社に入ってから。





私は、友達は数じゃ無いと思っている。


2人でも3人でもいい。  少人数でも、そのコと
何でも、自分を隠さずに接することができたら、それでいいと。



この考え、私は男女問わずにそーである。

少人数だからこそ、憧れる 「親友」 の存在。



アメリカに来て、「親友」が欲しかった私。



夫さえいれば、それでいい、なんてカッコイイこと
絶対に言えない。  夫の下手な愛情表現よりも
そんな夫の愚痴を気軽に言える 「親友」 が欲しかった。



そこで私が目をつけたのは
学生たちの存在だった。




子どものいない私と、時間が合い
話しも適当に聞いてくれ
ちょっとした相談にのったりする。


とても心地がよかった。



年齢のギャップ(10歳以上)は、これまでの
人生経験で補えた。


話しの話題は、日本からかき集めたDVDから提供。



彼らと会うきっかけは、私が運転する車で、お買い物。



私は、彼らより優位にたっていた。 
社会人経験者だからこそある、物と金。



私は優位な立場を利用して
学生達に何かしてあげられることに満足していた。




「あげる」ことに、何の躊躇もなかった。




そこから、友情が芽生えると思っていた。





そのうち、最も私が仲良くなったと自覚したのが
LSくんだった。  



ある日、LSくんのメアドを手に入れた。


それから、私達は
いろんなことをメールし始めた。


最初は、LSくんの悩み相談。
人との接し方、自分の表現の仕方、というお題だった。

若い頃には、よくある悩みだ。

「自分は何者であろう?」 かと、自問自答すること。






『私は、自分は、別に何者でもない、と思ってる。

こうして、本音をぶちまけてる自分も自分。
表面だけ体裁整えて、いいこぶってる自分も自分。


偽りの自分なんて無い。  
自分が偽ってると、思ってるだけ。


だって、他人からみたら、自分が偽りと思ってる性格が
自分だと認識されてるから。


嘘をついている自分も含めて、自分。


人と交わって生きている以上、
いろんなキャラを持っていて、当たり前。
 

そのキャラをかわいがってあげよう。』




そんなよーなコトを伝えてみた。



LSくんは、雲が晴れた気がした、と言ってくれた。

本心かどーか知らないけど
それ以降、急速に距離が近づいた。


週に2、3回、長文のメールを往復した。


今までは、待ち伏せちっくに会っていたのに
LSくんのために用事を作って、学校に会いに
行ったりもした。



そして、私は
詳細をオブラートに包んだまま
RCについての、“サグリ” を入れるようになった。




私は、直接表現はしないものの
勘がよければわかるだろう、的な発言をし
LSくんからRCについての、いろんなことを聞き出した。


RCは、私のコトをLSくんによく話していたという。

「誰にも言うなよ」


と言いながら、私が内緒にしとけ、と言った話しを
ペラペラしゃべっていたそうだ。




「うれしそーに、話してましたよ」


私に気をつかってか、LSくんは、よくそー言ってくれた。



夫バレがあってから、撃沈だらけの私には
本当に癒される言葉だった。



私は、その言葉を聞きたくて
誘導尋問のよーに、いろんな質問をし始めた。


毎日は届かないメールだったけど
メールが来るのが楽しみになった。

ウキウキしながら、パソコンに向かうようになった。

もちろん、夫がいない時間に。





時間があれば、メッセもした。


1回始まると、2時間くらいしてたかな。



夫バレして、本当だったら、とっとと
荷物をまとめて、日本に帰らなくしてはいけない身。


それでも、ココに留まった私に
LSくんは、私がココにいる存在意義を与えてくれた。



最初は、


LSくんがいれば、LSくんと仲良くしておけば
いつかRCとヨリが戻るかもしれない 


という間接的な理由だったのに


LSくんがいれば、私は、彼の支えになれる。

LSくんがいれば、私は、彼に支えられる。



そう、思い始めた。





私は、LSくんに、私の心を依存するようになった。

親友になったと思い込んで。



LSくんの本音も知らずに。