昨日まで、さんざんアメリカや自宅の愚痴を
綴っていたのだが、今日は一転、昨年の今日の
コトについて書こうと思う。

なんせ、1年前の話なので、多少美化されてる
かもれないけど・・・・とにかく書こう!



2004年10月6日、私は彼を待っていた。




「彼」とは、
私の自宅近所の語学学校で知り合った
20歳の日本人学生、RCである。



RCと私はクラスメートだった。


RCは、1年半ほどその語学学校にいて、
英語はペラペラ。  ”いでたち” も、hip hop系
机の上に座ったり、友達との会話に「fuck」を多様するなど、
すっかりアメリカ人な感じだった。



・・・よーに見えた。


今思い返せば、思いっきし、典型的日本人
の金持ちDQN留学生であったなぁ・・・・・・。



ま、そんなコトはさておき、
1年前の私には、それがとても新鮮で
眩しかったのだ。  


私は気後れしてしまって、  
学校に通い始めて3週間、透明人間のよーに
過ごした。  クラスメートだけでなく、
ほかのクラスの子とも、男女問わず、国籍問わず
ほっとんどおしゃべりをしなかった。

「グッ、モーニン」
「バイ~」

授業中以外の言葉は、毎日、この2つに限定された。



しかし、3週間を過ぎた頃、慣れもあって
少しずつ、学生と会話をし始めた。
RCもそのうちの1人となった。


私は、20歳で就職したため、20歳の頃から
おしゃべりする男は「オジサン」達であった。


しかし、今、

私はRC=「20歳の男」としゃべっている!!




自分の中で、ものすごい自慢になった。
20歳だよ、20歳!!
実際、会社の元同僚に、メールしまくった。
ただのバカである。



一言始まると、次の日も何かしゃべりたい、
次の日は、もっとしゃべりたい。
その次は、笑わせたい・・・・・


私の欲望はどんどん膨らむ。




そして・・・・


・・・・・・・イロイロありまして・・・・・・・
(ここらへん、また後日、記します)





私たちは、恋に落ちた。







それは、RCが日本に一時帰国する
3日前のことだった。



RCは、2004年9月6日
歯の治療のため、日本に一時帰国するのだ。


そして、1ヶ月後の10月6日
ココに戻ってくる。




1ヶ月の間、私達は、遠距離恋愛を存分に楽しんだ。
時差は、都合よかった。
私は昼間、RCは夜中に連絡が取れるからだ。





そして、待ちに待った、「10月6日」がやってきた。








ちゃんと飛行機が飛んだがどうか、
私は、飛行機会社のwebsiteでチェックする。



on-time出発。 しかも、経由空港には
1時間も早く到着するみたい。


私は、そこから、彼が私に電話をくれるのでは
無いかと、ワクワクして待っていた。


・・・・・・3時間が経った・・・・


接続便が、空港を出発したのを、またsiteで確認する。


・・・・期待は見事に裏切られた。



実は、RCが出発の前日、電話すると言っていたのに
してこなかったのだ。  なので、私は怒っていた。
(フリだけど)


その分、「詫び」の電話を期待していたのだ。


どーやら、携帯、電池切れだったよーだ。
残念っ!!



そんな事情など、ツユ知らず、
私は、接続便が出発したことを知ると、もう
いてもたってもいられなくなってしまった。


あと、2時間弱で、RCが戻ってくる!!!


飛行機到着の40分前
私は、空港に向かっていた。





夜8時過ぎであったが、夫は、どーせ帰ってこない。
万が一、早く帰ってきたときの言い訳として
近くのスーパーでビールを買った。


到着の10分前、空港に着いた。


RCを迎えに来るであろう、ほかの学生達の姿は
見えない。


空港内の掲示板で、飛行機到着時間が
on-timeであることを、再度確認する。


10分はとても長かった。
いつもなら、アっという間に過ぎてしまう10分なのに
1時間以上にも感じられた。

私は、30秒おきに時計を見た。


あと2分!


そう思ったとき、Tシャツを着、帽子を被った
男性が目の前を通り過ぎた。


「似てる・・・・」



その男性もこちらを見たが、立ち止まらずに
そのまま前に進んでしまった。


「違うのか・・・」



再び時計を見る。  到着時間は過ぎている。
ゲートからは、続々と人が出てくる。

私は、さっき通りすぎた男性の後ろ姿を
もう一度確かめた。


「RCだ!」


私は、走った。




その男性は、通路の右端を歩いていた。
私は左端を走った。 
間には、噴水なぞ飾ってある。
↑これは全く意味不明だ。



私の足音はうるさい。


コツコツとローファーの音を響かせ
男性の左側平行線上に止まった。

足音も止まる。


私は男性の顔を確認する。


「RC!」 
心で叫んだ。



私は彼の斜め前に足を進める。


驚いたような顔で、RCは私を見つめる。
まさか、私が空港に出現するとは思っていなかったのだ。


RCは、動揺したままの顔つきで
私をハグした。








この瞬間を待っていた。
長い長い1ヶ月。


会いたくて会いたくて、止められなかった。
RCの暖かい胸の中で、衝動が喜びに変わる。




「さぶっ!」




感動もつかの間、彼が吐いた一言目は
コレだった。  確かに、Tシャツ1枚に
今日の気温は寒い。


私は、RCが着られるような上着を自分が着て
なかったことを後悔した。

彼の腕をさする。


思いっきり、恋人どおしだ。
 <<自分が夫帯者である事実を除けばな・・・・・・。



私たちは、荷物のピックアップに向かう。


久々に顔を見ながら話す。
この状況(夜9時すぎの空港)と 久々であることに
ドキドキして、心臓が止まりそうだ。


5分くらい経ったところで
RCを迎えに来た学生達の姿を発見する。

私 「アタシ、帰った方がいいかな?」

RC 「ま、ええやろ」



人妻が、こんなところにいるのは
誰が見ても不自然だ。  

しかし、RCと少しでも一緒にいたい私は
理性などふっとんで、RCの言葉に従った。


私は、彼らに会ったときの
いろんな言い訳を頭で考える。

そーゆー時の私の頭は、とても回転がいい。


数分後、お友達がやってきた。



RCとお友達一同は、ハグや握手をしながら
再会を喜びあう。

私だけじゃない。
みんな、みんなRCの「帰国」を待っていた。

RCは、学校でも人気者なのだ。


無事、荷物をピックし、私達は駐車場へ向かう。
たかが一人の「帰国」に
ゾロゾロと8人もの出迎えが来ていた。


私 「1.2.3・・8人! すごいね~、RC」

RC 「9!」


RCは私を指差して言った。

嬉しかった。





私とRCは、次の日の朝
学校が始まる前に会う約束をして、別れた。

そこで、私は衝撃の事実を知ることになるのだが
そのときは、そんな予感を微塵も感じず
ただ、会える喜びをかみ締めて、自宅に戻った。

長い長い、待ち時間の1日が終わる・・・・・・




2005年10月6日。


今日は、雨。

1年前は寒かったココも、今日は雨が降ってても
暖かい。  町には、半そでの人が溢れる。


あんなにドキドキして待ってた1日も
1年経てば、昼寝2時間半もしてしまうほど
豹変してしまうのだ。


寂しいのぅ・・・・。


来年の10月6日も、思い出に浸ってるのかな?