つづき。

次は、私の家について。
    ↑会社の借家だから、自分の家じゃないけど。

文句が多いが、許してくれ。


ウチは一戸建てである。
会社が借りてくれている。 日本で言う、「社宅」ってヤツね。


家を選ぶ余地は、ほとんど無かった。

夫が赴任して、1週間以内に、会社の人がススメル家
3軒の中から選ばなければならなかった。
私は、写真でしか、それらを見ることができなかった。


ウチは子供がいないので
学校の近くとか、区域とか、全く希望を主張する余地はなく

ゆえに?
同じ会社の、他の駐在員からは、ことごとく

「至上最悪の選択肢」




とまで言わしめる、最低ランクの家らだった。


それでも、私達は、その中から選ばなくてはならない。
同じ家賃でも、探せば、もっといい家はあるのに・・・。

それらの中から、私達はこの家を選んだ。
その中で、一番マトモだと思われたからだ。

でも、最低ランクの中の一番マトモじゃぁ
文句の2つや3つ、軽く出てくる。



この家の何が不満か?


スバリ
間取りである。



部屋数は、1キッチン、1ダイニング+リビング+
3ベットルーム+2風呂

いたって平凡なアメリカンハウス。
他の駐在者の家がいいっつったって、部屋数は
同じなのだ。

しか~~~しっ!
私は声を大にして言う。


この間取りを考えたヤツは、「センス」っつー脳みそ機能
が無いのか~~っっ!!!



とにかく、おかしな間取りなのである。


まず、

広すぎるキッチン。

広すぎて、使えない。



私は、今まで、キッチンとは、広いのが絶対だ
と思っていた。  しかし、このキッチンは、
「それが誤解である」ということを、身をもって
体験できるのである。


まぁ、ある意味、スバラシイ・・・。


広すぎて何が困るって
そりゃアンタ、「面倒くさい」のよ。

このキッチン、シンクとコンロが背中合わせ・・・つか、
対面・・・になっている。  イメージ沸いてくれ。
んで、その、シンクとコンロ、5.5歩も歩かないと
たどりつけないのだ!


わかるかね? この面倒くささ。

予め、鍋に湯をわかし、その中に切った野菜を入れたい時
煮物を作って、アク取りをしたい時

いちいち、5.5歩、歩かねばならないのだ。
もうメンドクサイったらありゃしない。

料理はリズムだ。

そんな主義の私には、毎回の作業が
「よいしょ」「こらしょ」な状態で、
このキッチンを使い始めてたら、非常に手際が悪くなった。

もちろん、食洗機や生ごみ粉砕機は備え付けなので
その分は楽になった。 
ってことは、相殺して、ヨシ!  ってことなのか?

いや、やっぱり許せん、この広さ。


だいたいだ。  キッチンがこれだけ広いと
その余波がほかに回るのだ。


それが、ダイニング!


ほかの家は、6人は余裕♪で、8人ならイケル!
ってな、これまたありがたく広~~いダイニングなのである。

しかし、ウチは4人でいっぱいいっぱい。
6人座ったら、身動き取れないよ。。。。状態である。


頼むよ、
キッチン狭くていいから、ダイニング広くして。



そしてリビングも狭い。
てか、これは家の備品の都合上、狭くせざるを得ないのが
実情だ。  というのは・・・・


アメリカの家は、誰もがご存知のとおり
セントラルヒーティングが設置されている。
年がら年中、エアコンが効いていて、外へ出なけりゃ
季節がわからないほど、快適な生活だ。


ところが、我が家のエアコンがリビングを狭く使わざるを
得ない一番の天敵なのだ。

なんと、エアコンの音が、

尋常じゃなく「うるさ~~い」からだ。



ウチのエアコンは、温度を感知して、設定した温度以上or以下
になると、作業をしてくれる。  その音たるもの
寝た子も起こすほどのウルササだ。
実際、ウチに遊びに来てくれた小さな子供は、あまりのウルササに
泣き出したほどなのだ。

その音で、TVの音は全てかき消されてしまうのである。

たとえ、「義経」が皆の入水を引きとめようと叫んでも
「アタックNo1」で、こずえが涙の復帰を果たしたとしても、
何も聞こえないのである。
↑コノ意味がわかる人は結構レアな北米通♪


ここまで出かかった涙は、しゅるしゅると引っ込んでしまう。
いつもいつも、感動のクライマックスは、なんとも言えない
気分で過ごさなくてはならない。



間取りの悪さの威力は、ココでも発揮されている。

そう、エアコンがうるさくて、リビングが狭くせざると得ないのは

ウルササの元の通気溝とTVのケーブル元栓が
まっ隣にあるからであ~る。




TVの音が何とか聞こえるくらいの位置にソファーを
配置すると、リビングはめちゃめちゃ狭くなってしまうのだ。


もし、この通気溝が、天井にあったら・・・もし、TVケーブル元栓が
通気溝を離れた場所にあったら・・・

ウチはリビングくらいは快適な生活空間にできたであろうに。

よりによって、一番快適な生活を約束しなければならない
リビングに、やかましい通気溝なんて設置するなっ!!!





はぁ。

本当にセンスのかけらも無い、アメリカ建築士である。


<<<家については、更につづく。