芽吹く春に見たモノ | 【大阪・梅田】ねこ店主のひとりごと

【大阪・梅田】ねこ店主のひとりごと

ねこ店主のおばかさんでちょっと不思議なひとりごと。

去年の秋頃のこと…

 

「実家を改装するので庭先の

 紅葉を処分するんですけど

 兄さんいりはりますか?」

 

そんな仲良しの常連さんから

頂いたお言葉に「いる~」と

即答して車でもらいに行った。

 

 

大阪・梅田の小生の事務所の

ベランダで紅葉君との新生活

が始まった…のだが。

 

(※当時の画像)
 
水やりの頻度について調べ
ると、ネットでは両極端に
「2日に1回しっかりやる」
や「水やりは一切しない」
などと書かれていた。
 
こんな時、素人はついつい
水をあげてしまうのだが…
 
その結果、年が明けた頃。
葉っぱが赤くなるどころか
段々元気がなくなり、気が
つけば緑色から茶色く変色
して、少しづつ枯れ始めて
しまった。
 
 
上司の命令で除草剤を使い
店頭の木を枯らす某中古車
販売の会社もあったのだが
自分の無知のせいで紅葉を
枯らしてしまった罪悪感に
苛まれる日々を過ごしつつ
ブラインドを下げ、寂しく
ベランダを眺めていた。
 
そして
 
数ヶ月が経った頃に天気が
良いので久しぶりに紅葉君
を見に行ったら…
 
 
「んっ?芽が出てる?」
 
 
数ヶ月間、水をあげてないのに
こんなに芽吹くなんて…
まさに樹木の生命力を実感した
瞬間だった。
 
 
中には、ちゃんと紅葉の葉っぱ
らしく見えるものもあった。
 
 
厳しい冬を乗り越え、暖かい
春がくれば、誰に教えられず
とも芽を出し葉を大きくする。
 
野性の動植物は、そうやって
命紡ぎ、未来に繋いできたの
だろう。
 
この星の生物の中で唯一「言葉」
や「文字」を用いる事で知識や
経験を後世に伝え、文化や芸術
を発展させて文明を手に入れた
はずなのに…未だに私利私欲に
よる殺戮を止める事が出来ない。
 
 
「AI」に地球にとっての「害獣」
とはなに?と聞けば…恐らく
クマやライオンやウイルスでなく
 
…「人類」と答えるのだろう。
 
それから数日…
力強く芽吹いた小さな紅葉の命
を見て、ふとそんな事を考えた
四月末の昼下がりでした。