全編日本語 出演者ほとんど日本人のみ なのにハリウッド映画
皆様もよくご存じのはず、沢山の方がご覧になったと思います。
クリントイーストウッド監督
スピルバーグ、イーストウッド、ロバートロレンツ製作の
Letters from Iwo Jima 硫黄島からの手紙
どうして今これについて書くかと、実は、今まで見る機会がなくて見ておりませんで。。
ここアメリカでも絶賛され、好意的なコメントを記入するアメリカ人も多いこの映画。
夫のJesseも劇場で見たということで
”Great Movie!”と連発していました。
日曜日のギグも終わり、少し余裕ができたので、ゆっくり映画を見ようかな、と。予てから見たかったこの映画を選びました。
アメリカ人からも、この映画の前作 「父親たちの星条旗」よりも高評価を得ています。
硫黄島は小笠原諸島の一部に位置する小さな島。第二次世界大戦以前は6つの集落からなる島民が住んで、硫黄採掘やサトウキビ、レモングラスの栽培収穫などで暮らしていたとされています。
大戦後、島民の帰還はなされず、自衛隊の駐屯が行われているそうです。
この映画は当初は日本人の監督が起用される予定だったそうですが、前作 「父親たちの星条旗」を撮影中、同映画の監督をしていた
クリントイーストウッドが、本作の監督をする意思を固めたということです。
主役の二宮君、渡辺謙さん 他全員が日本人、言語も日本語ということで、他の戦争映画とも少しの違和感もなく、感情移入することができました。 感情移入???というのかな。。違和感なく最後まで見切れた。
物語は現代、戦争跡地となった硫黄島の調査団が、塹壕を調査していたとき、地中に埋められた「あるもの」を発見したことから始まります。
一体何だったのか。
場面はタイムスリップ。二宮君演じる、西郷たち日本軍兵士が硫黄島でひたすら戦いの準備を強いられ、穴を掘っている場面へ。
本土から船で丸1日かかる孤島。限られた食料、弾薬。。日に日に衰弱していきながら、ひたすら家族のもとに帰ることだけを希望にしながら過酷な作業に強いられる兵士たち。ほとんどが20代前半の若者たち。
大本営側は初めから死ぬこと前提でこの若い人たちを送り込んだのでした。
若者を道具としか扱わない士官たちの人間とは思えない行為。狂気の沙汰。
彼らの楽しみはただ一つ、家族に届く保証もない手紙を書いては、家族と対話しているつもりになって、ほのかな安らぎを得ていました。
西郷は古郷では妻と二人で小さなパン屋を営んでいました。朝種を仕込んで、焼きあげたパンを売る。今でいうベーカリー
材料も乏しい戦時下苦心して焼いたパンも憲兵に持ち去られ、「鉄の供出」と言ってはパンを焼く窯や機械も奪われ、
そしてとうとう「赤紙」がやってきます。「おめでとうございます。」との言葉とともに
本当に、こんなことが「国民の義務」とされて行われていた80年前。
自国の国民、若い青年を死なせるために集めて、文字通り死なせた。
「千人針」という、さらしでできた腹巻をそれぞれが身に着ける場面があります。
「何を腰に巻いているのか?」私が千人針の説明をすると、Jesseがあきれて「本当にばかげている」
"So Ridicuous!"
なんでそんなこと信じられたんだろう。
まともな人間は信じなかったはず。そしてまともな人間は「非国民」とされ 投獄された。私の母校の創立者のように。
硫黄島の海岸を埋め尽くすほどの米軍の戦闘機、戦艦、兵士郡の数。
絶望の中で自決していった若い命。
とてもリアルに描かれていて、イーストウッド監督の凄さにグウの音もでない。
映画とわかっているのに、戦争を起こした人間への怒り
、散っていった命への悲しみが湧き上がってくる。


アメリカ人からも絶賛された分け。納得です。
アメリカ人がコメントしていた、
「日本軍は殺人者であり自分も死ぬのが好きな鬼だと思っていた。しかしこの映画を見て、島の山の陰で米軍を迎え打ったのは、自分たちと同じ戦いに怯えて恐れおののいている、自分たちと同じ人間だった。」
このコメントはとても衝撃でした。書いてくれてありがとう、とさえ思いました。
私はアンドリューガーフィールドのHakssaw Ridgeを見て、同じことを思った。
こういう映画は、忘れてはいけない。見なくなってはいけないと思った。
今、アメリカ人の夫と音楽活動をして、ギグに参加してアメリカ人の沢山のお客さんと同じ曲を演奏し、歌い、称えあったり、
分かち合ったり、協力しあったりしている。
同じものに感動している。
こういう時をずっと大切にしていかなくちゃと思いました。
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