ご訪問くださいまして、
有り難うございます。
れっつごうです(^^)
ローマ時代、ストア派の哲学者、
セネカさんの著作、
の中で、私が印象深かったところを、
紹介・解説しています。
今回で4回目、最終回にします(^^;
セネカさんは、
「人は、人生というものを、
浪費しがちである」
「他人に振り回されずに、
自分自身を見つめて、
今を生きることが大切だ」
と述べられています。
では、
セネカさん的には、
「今」この時間を、
何に使うのが有益だと
お考えなのでしょうか。
すべての人間の中で、
閑暇な人といえるのは、
英知を手にするために
時間を使う人だけだ。
そのような人だけが、
生きているといえる。
えっ、閑暇(かんか)な人・・・
それって、暇を持て余している人?
ではありません(^^;
この場合の閑暇とは、
「自分がほんらいなすべきこと、
自分のためになることをしている
時間のこと」
だと巻末に解説されています。
つまり、
本来なすべき、
自分のためになることは、
「英知を学ぶこと」だというのです。
(やはり哲学者ですね(^^;)
というのも、
そのような人は、
自分の人生を上手に
管理できるだけでなく、
自分の時代に、
すべての時代を
付け加えることが
できるからだ。
彼が生まれる以前に
過ぎ去っていった
あらゆる年月が、
彼の年月に
付け加えられるのである。
われわれが
ひどい恩知らずで
ないというなら、
こう考えるべきだ―
人々に尊敬される
諸学派を作り上げた
高名な創設者たちは、
われわれのために
生まれてくれた。
そして、
われわれのために、
生き方のお手本を
用意してくれたのだと。
なるほど~、
たしかに、
過去の賢者の書を読むと、
まれにですが、
「うわ、これが、
私が求めていたものだ・・・」
と思える時があります(^^)
他人が苦労してくれた
おかげで、
われわれは
とても素晴らしいものへと
導かれている。
それは、
[過去という]
暗闇の中から
掘り起こされて、
光を当てられるのだ。
われわれに
閉ざされた時代などない。
われわれは、
すべての時代に
近づくことを
許されている。
われわれは
大きな心で、
人間の弱点である
視野の狭さを
克服しようとするだけでよい。
そうすれば、
広大な時間が
目の前に広がり、
われわれはそこを
訪ね歩いていくことが
できるのである。
われわれには、
ソクラテスと共に、
議論することが許されている。
・・・
(以下、古代ギリシャの
哲学者の名が続く・・・)
そうですね~。
ローマ時代の過去の英知といえば、
ギリシャ哲学くらいしかありませんが、
現代においては、
それこそ、
ギリシャ哲学から、
古代中国やインドの思想、
仏教、キリスト教、
ルネサンス時代、近代哲学、
心理学、文学・・・
過去3000年におよぶ
世界中の膨大な数の
すばらしい英知を
学ぶことができるわけです。
それも、一冊の本を手に取れば、、
気軽に学ぶことができる。
あまたの偉人たちが、
私たちの人生という名の旅路の、
力強い伴侶になってくれる。
考えてみると、
幸せな時代ですよね。
過去の英知を学ぶ意義と言うのは、
やはり、
「視野が広くなる」
ことだと思います。
新たな視点や捉え方、
発想に気づかせてくれる。
それに、伝記を読めば、
どんな時代のどんな偉人でも、
苦労したり、
理不尽な思いを味わったりして、
私たちと同じ悩みを抱えていたということが
わかったりもします。
人生の後半戦、
少しでも多くの、過去の英知を学び、
人間としての幅を広げたいです(^^)
で、オススメの本をちょっと紹介すると、
哲学や宗教を網羅的に学びたい方は、
立命館アジア太平洋大学(APU)学長の
出口治明さんが、
過去3000年の主な哲学と宗教を、
わかりやすく解説してくれています。
ただ、この本、
ページ数が400ページ以上もある大著で、
実は、私もまだ読みかけです(^^;
年末年始になんとか読了したいと思っていますが、
すべて読めなくても、
字引的に活用するのも手かと思います。
あとは、大人の伝記としては、
既に読まれた方も多いと思いますが、
キリスト教思想家の内村鑑三さんが、
代表的日本人として、
西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳、
中江藤樹、日蓮上人の5人を取り上げて、
解説しています。
この本を読むと、
日本人の美徳が感じられて、
日本人であることが誇りに思えてきますよ!
ちなみに、この致知出版社さんの、
「いつか読んでみたかった日本の名著シリーズ」
は、どれも現代日本語訳が読みやすくて、
オススメです。
あとは、「古典」から学ぶには、
心理カウンセラー、
小倉広さんの
ブレない自分をつくるために、
古典からどのように学べばいいのかを、
主に東洋思想から引用して解説された本です。
私は、この本から多くのことを学びました(^^)
たしかに、古典から学ぶと、
ブレにくい自分、
すなわち、「人間力」が養えます。
おすすめします!
なお、巻末には、
「ブックリスト~おさえておくべき古典一覧」
があって、次にどの古典を読もうか迷っている方の、
よい指針になると思います(^^)
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ということで、ちょっと脱線しましたが、
ローマ時代、ストア派の哲学者、
セネカさんの著作、
を4回に渡って紹介・解説してきました。
この本には、
表題作の他にも、
島流しにあったセネカさんを
心配する母親を慰める
「母ヘルウィアへのなぐさめ」
年下の親友に向けて、
ブレない生き方をアドバイスした
「心の安定について」
の2編も収録されています。
どちらも、
なかなか示唆に富んだ内容です(^^)
短編なので、割とすぐに読めますよ。
「命短し恋せよ乙女」
(黒澤明さんの映画「生きる」のゴンドラの詩)
ともいいますが、
人生は有限です。
年末年始、
バタバタと忙しい方も多いと思いますが、
人類の英知の宝庫である、
「古典」の世界を、
ちょっぴり味わってみるのも
いいかもしれません。
皆さまも、
何かおすすめの「古典」があれば、
教えてくださいね(^^)
今回も最後までお読みくださいまして、
有り難うございました😊
次回は別の本を紹介します。



