ご訪問くださいまして、

有り難うございます。

 

れっつごうです(^^)

 

共感的カウンセリングの第一人者、

古宮昇先生の著書、

プロが教える共感的カウンセリングの面接術

を6回にわたって紹介してきました。

 

この本は、

カウンセラーを目指す人、

もしくはカウンセラーのビギナーに向けた、

いわば専門書ですが、

 

「人間の心のなりたち」

 

という章が、

一般の方も含めて、

示唆に富んだ内容だと感じたので、

紹介、解説をしています。

 

今回は、最終回として、

まとめをしますね(^^;

 

人間、誰もが持つ、

深く強烈な心理的衝動が

4つあります。

 

(1)自己実現を求める衝動

(2)無条件の愛を求める欲求

(3)「自分を表現したい」と求める衝動

(4)「傷つきたくない、変化するのは怖い」と求める衝動

 

です。

 

前回、

(4)「傷つきたくない、変化するのは怖い」と求める衝動

を紹介、解説しました。

 

変化したいという感情を、

抑圧してしまう原因の多くは、

幼少期における、

親との交流にあるといいます。

 

赤ちゃんは、

(多くの場合)

お母さんから愛されたいがために、

お母さんの価値観にそぐわない

自分の感情、本音を、

抑圧してしまうんですね(^^;

 

その頻度、度合いが、

高ければ高いほど、

大人になってから、

心理的に不適応、不健康な状態を作り出し、

心の苦しみの原因になることがあります。

 

しかし、

共感的カウンセリングによって、

その状態から、

変化することが可能だといいます。

 

私たちは

共感的なカウンセラーと

対話をするうち、

カウンセラーが

私たちの身になって

共感的にわかってくれているし、

わかったうえで

高い程度に無条件に受け入れ、

大切に思っているということが、

徐々に感じられるようになります。

 

それが感じられるほど、

自分を表現したいという

衝動の働きにより、

自分の思いを

もっと語って表現したくなります。

徐々に、抑圧から解放されて、

自分の思いを表現したくなるんですね(^^)

 

そんな人間関係のなかで

対話を重ねるにつれ、

自己実現を求める衝動が

湧き上がり、

心の葛藤や重荷を

解決したいと願うようになります。

 

さらには、

自己実現を求める衝動が持つ

心の自然治癒力の働きにより、

自分自身の心に起きていることを

無理のないペースで見つめ、

感じるようになっていきます。

 

これまで自分でもわからないうちに、

「自分は〇〇であるべきだ」

「〇〇をするべきだ」

「〇〇ではだめだ」

と否定していた思いが、

カウンセラーの受容と共感によって

徐々に薄くなり、

自分は本当は何を感じていて、

何が好きで、

何が嫌いで、

何をしたいのか、

何をしたくないのか、

が感じられるようになっていきます。

「〇〇すべき」

から解放されて、

自分の本音を感じられるようになってくる。

 

それは決して、

理論や、理屈や、

心理テストの結果や、

誰かの判断基準を

自分自身に当てはめて、

「私はこういう人間です」

と考えるような

自己理解ではありません。

 

そうではなく、

自分自身への

愛ある受容的な、

そして

情緒的な自己理解です。

カウンセリングで、

「答えは、クライアントの中にある」

といいますが、

クライアントが、

自分自身の心の中で、

見つめて、感じた「本音」なので、

情緒的に、

「腑に落ちる」のですね(^^)

 

言い換えると、

カウンセラーは、

傾聴、共感することによって、

まずは、

クライアントが、

ありのままの自分を受け容れる、

すなわち、自己受容するための、

「心の器」になる。

 

それから、徐々に、

クライアントが、自分自身で、

「心の器」をつくっていくのを、

サポートしていく。

 

そういう役割なのだと思います。

 

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以上、6回にわたって、

プロが教える共感的カウンセリングの面接術

「人間の心のなりたち」の中の、

4つの心理的衝動を

紹介してきました。

 

で、この本には、

具体的に、

共感的カウンセリングを

どのようにやっていくのかの、

理論と技術が、

その後、述べられているのですが、

(それがこの本のメインです(^^;)

ざっと、目次だけ紹介しますね。

 

・共感

・無条件の受容

・防衛と抵抗

・転移とは何か

・共感的カウンセリングの実際

・来談者の質問にはどう対応すればいいか

・インテーク面接

・カウンセリングの終結

・力のつくトレーニング

 

など、盛りだくさん!

 

私は、特に、

・転移とは何か

の転移反応への対応が勉強になりました。

 

「転移」とは、

親などの過去の重要な人に対して

抱いた感情、思考、行動などを、

今の人間関係において繰り返す反応

のことなのですが、

転移は、ほんと奥深いです(^^;

 

カウンセリングの「枠」を守ることの重要性も、

学べました。

 

それと、

・共感的カウンセリングの実際

は圧巻です!

 

本文で、

実際のカウンセリング対話を詳しく分析しながら、

カウンセラーの応答を、

「これはいい応答」

「これは悪い(あまり共感的ではない)応答」

と具体的に指摘、解説していただけるのです(^^)

 

これは勉強になります!

 

古宮先生の本は、

こういった、いわば逐語録がついている本が多くて、

とても重宝します。

 

単なる学者ではなく、

実際に、カウンセリングを多くこなしている、

本当に力のある方でないと、

逐語録の解説はできないと思います。

 

それから、

この本の一番の「売り」を忘れていました(^^;

 

この本には、何と、

カウンセリングのロープレ動画(約1時間)

がついているんです!!

 

古宮先生本人が、

「悪いカウンセリング例」と、

「いいカウンセリング例」を、

実演してくださっているんです。

 

これは、貴重です!

勉強になります。

 

「いいカウンセリング例」

をモデリングするだけでも、

有益だと思います。

 

この本は、専門書なので、

2,970円(税込)と、

ちょっと高めなのですが、

この動画だけでも、

客観的に見て、

1万円くらいの価値がありますよ~(^^)

(繰り返し見れますし)

 

ということで、

古宮昇先生の著書、

プロが教える共感的カウンセリングの面接術

を紹介してきましたが、

特に、

共感的カウンセリングに興味のある方、

カウンセラーを目指す人、

もしくはビギナーの方には、

おすすめします!

 

また、一般の方向けには、

一生使える! プロカウンセラーの 傾聴の基本

が役立つと思います!

 

日常生活でも生かせる、

傾聴の基本が学べます。

 

このブログで紹介した、

「人間の心のなりたち」

も詳しく紹介されています(^^)

 

また、過去のブログで紹介した、

傾聴術 ひとりで磨ける“聴く”技術 古宮昇

 

もおすすめです!

 

この本のすごいところは、
ただ読むだけではなく、

書き込めるところ。

悩み事を相談するために来た

話し手の発言に対して、
応答を自分なりに考えて、

実際に「書き込む」んですね。

そして、代表的な応答例と比べます。

一人で、

傾聴の実践力がつけられる、

すばらしい本です(^^)

 

 

今回も最後までお読みくださいまして、

有り難うございました(^^)

 

寒い日が続いています。

皆さま、どうぞご自愛ください。

 

次回は、別の本を紹介します(^^;