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過去、4回にわたって、

今、売れている本、

「なぜ僕らは働くのか」 君が幸せになるために考えてほしい大切なこと

(監修・池上彰さん)

を紹介しています。

 

小学校高学年から高校生がメインターゲットですが、

大人にとっても、

自分の人生を見つめるうえで、とても有益な本です。

 

この本は、今回で最後になりますが、

「いま、あなたたちに伝えたいこと」

の章で、印象に残った箇所を紹介します。

 

この章は、

特に編集者の熱い思いが詰まっているような気がします。

 

一人になって考えることの大切さを知ろう

 

学校では友だちと一緒に過ごし、

学校が終わってからは塾で友だちと過ごす。

家に帰ってからもSNSで友だちとつながりっぱなし。

そんな毎日を過ごしている人も多いのではないでしょうか。

たしかに友だちは

人生を豊かにしてくれる大事なもの。

仲の良い友だちを持つことはいいことです。

 

しかし、友だちと過ごす時間が長くなることは、

いいことばかりではありません。

みんなに合わせて行動するようになり、

自分がしたいことがわからなくなってしまう。

みんなと一緒なら安心だと思い、

自分自身で考えることをしなくなってしまう。

そんな状態が続くと、

自分の人生をどう生きていきたいか、

見失ってしまう人もいます。

そうですね。

中高生の頃の自分に伝えたいメッセージです。

いつも、周りの友だちの顔色を窺っていた自分・・・

 

そうならないために大事なのが、

「一人で考える時間を持つこと」です。

一人で近所を散歩してみたり、

図書館に行って本を読んでみたり。

自分の部屋でスマホの電源を切って

やりたいことを書き出してもいいでしょう。

自分一人で過ごす時間を持つことで、

人間は成長するもの。

子どもたちだけでなく、

私たち大人もそうですよね。

 

大人には、

生きていくための「生活」がありますので、

なかなか一人の時間を持てない人も多いと思いますが、

少しの時間でも、

自分自身を見つめる時間を確保することは、

大切だと思います。

 

「いい子」を捨て自分の人生をつくろう

 

言うことを聞いたり、

ちゃんと勉強したりしていると、

大人たちは「いい子だね」とほめてくれます。

ほめられると嬉しいので、

自分の意見や考えを飲み込み、

求められる「いい子」を演じる。

そして、

そのうち自分の思いや感情の表し方が

わからなくなってしまう。

真面目な人ほど、そういう事態におちいりがちです。

 

しかしそれは、自分の考えや気持ちを大事にしないで、

自分の選択を人に任せてしまう悪いクセでもあります。

人が求める「いい子」を演じた結果、

大人になってから自分が楽しめない人生になってしまったとしたら、

納得できないですよね。

「みんなの言う通りにしたのに・・・」

と言い訳をしても、

誰も救ってはくれません。

そうならないために大切なのは、

「自分の人生に責任を持てるのは自分だけだ」

と気づくこと。

そして「自分で自分の人生をつくるんだ」

と覚悟することです。

この本は、主に子ども向けの本ではありますが、

本格的です。

ある意味、容赦ないです。

私たち大人にも、びしびし響きます。

 

「ふつう」にしばられない!

 

「ふつうが幸せ」という人がいます。

多くの人と同じであれば安心できるかもしれません。

ですが、

この考え方が自分を苦しめることがあります。

「ふつうが幸せ」

という考え方の裏には

「ふつうじゃないと不幸」

と思う気持ちがあるからです。

なるほど、

たしかにそうですね。

すべてが、平均どおりにいく人生などありません。

 

「ふつうが幸せ」とは、

一見謙虚でつつましく見えますが、

自分がそこから外れた場合には、苦しくなりますし、

そこから逸脱した他人を見る目も、

厳しくなるような気がします。

(芸能人のスキャンダルへの苛烈なバッシングなどは

そうだと思います)

 

挫折や困難があなたを強くやさしい人にする

 

人生ではつらい経験や、

くやしい思いをすることが大小たくさん起こります。

その原因が自分自身にあるのであれば、

しっかりと振り返って反省しましょう。

思いつく限りの努力や工夫をしたのに

どうにもできなかったこと、

なぜそうなってしまったのか

自分では理由がわからないことに関しては、

どうすべきだったかと考えても答えは出てきません。

そんな場合には、

一度、自分の心をゆっくり休めてください。

 

~中略~

 

挫折や困難、

苦しいストレスは経験したくないと

思うかもしれませんが、

これらは人を大きく成長させてくれるものでもあります。

それを乗り越えたとき、

あなたはちょっとしたことではへこたれない精神的な強さ、

苦しんでいる人に寄り添ってあげられる

心のやさしさを手に入れられるでしょう。

このメッセージが、

この本を通じで、

多くの子どもたちに届けばいいな、

と思います。

 

今、苦しくて先が見えないかもしれないけど、

その苦しみは、ずっとは続かないよ。

 

大人になって、その経験があったからこそ、

今の自分があると思える日が、きっとくるよ(^^)

 

ダメなところを見るよりできることに注目しよう

 

学校ではいろいろな教科の勉強をします。

多くの教科を学ぶのは

幅広い知識を身につけてもらうため。

そして、

自分が興味を持てる学問や得意な分野に

気づいてもらうためです。

しかし、

子どもたちからすると

「いろいろな教科で良い成績を取らないと・・・」

「すべてちゃんとできなければ・・・」

と思ってしまいますよね。

そして、

成績として評価されたり、人と比べたりすることで、

できない部分を見て落ち込んでしまう。

これはとても悲しいことだと思います。

 

はっきり言いましょう。

できない教科があったとしても、

苦手なことがたくさんあったとしても、

それは生きていくうえで大きな問題ではありません。

なぜなら、大人になったら、

すべてを自分でできる必要なんてないからです。

学校の先生を見てみましょう。

数学の先生は美術の知識がなくてもできます。

英語を話せなくても社会を教えることはできます。

自分の持ち場でやるべきことをやって、

自分ができないことは他の人が補ってくれる、

それで問題ないのです。

大人の世界は

お互いの不十分なところを助け合うことで成り立っています。

なんでもできる人なんていませんし、

そんな人になる必要はありません。

よくぞはっきり言ってくれました!

これが、大人の世界の真実です。

自分ができないことは他の人が補ってくれます。

 

大学入試だって、そうです。

私事になりますが、

高校時代、数学や物理は赤点でしたが、

世界史が得意で、それを徹底的に伸ばしたおかげで、

なんとか突破できました。

 

子どもたちよ、

まずは誰にも負けない得意科目を作るのが、

自信にもつながり、おすすめですよ!

 

人生に正解はない いろいろやってみよう

 

この本にはあなたがどんな職業に就いて、

どんな生き方をすればいいのか、

その正解は書いてありません。

なぜなら

人生に正解なんてないからです。

 

正解がないということは何をしてもいいということでもあります。

習い事をする、

本を読んでみる、

コンピューターをいじってみる、

イベントに参加してみる、

インターネット上で発信してみるなど、

好きなこと、

得意なこと、

興味のあることは

どんどん手を出して行動してください。

そうして集めた経験の中には、

大人になって振り返ったときに、

「あのときにアレに夢中になったのがいまに活きているな」

と感じられるものがあるはずです。

いまはそれが何かはわかりません。

ただ、一生懸命にやったり熱中して取り組んだりしたことが、

あなたを形づくることを知ってほしいと思います。

 

未来がどうなるかは誰にもわかりません。

不安はあるでしょう。

大人だって不安だらけです。

しかし、

どうせわからないのなら、

怖がるよりも面白がったほうが楽しく生きられるはず。

人の目や失敗なんて恐れずに、

前向きにいろいろなことに取り組んでください。

あなたには無限の可能性があります。

あなたはなんにだってなれます。

もし、

あなたが自分の人生を楽しいものにしたいのなら、

行動しましょう。

自分の未来を切り拓くことができるのは

自分だけなのですから。

子どもたちだけでなく、

私たち大人もそうですね。

 

人生100年時代、

私はちょうど人生の正午を過ぎたあたりですが、

まだまだ可能性が広がっていると思います(^^;

 

もちろん、皆さまにも(^^)

 

ちなみに、

この本、中学2年生で不登校になった男の子が主人公です。

まんがの部分でストーリ展開が進むのですが、

最後、ほろっとしますよ。

 

是非、本をお読みください!

 

「この本は一生で何度も読み返す大切な一冊になる」

オビのキャッチコピーですが、過言ではありません。

 

長くなりましたが、

最後までお読みくださいまして、

有り難うございました。