【川柳力の強化⑵】2月12日 古川柳を読み、素晴らしいと思う川柳を分析する | 世界畜産動物福祉ランク最下位Japan、遅れ過ぎやろ?!《元ナースの動物愛護と白血病のブログ》

世界畜産動物福祉ランク最下位Japan、遅れ過ぎやろ?!《元ナースの動物愛護と白血病のブログ》

✰10/4血液内科病棟退院1年+214日目、生存中。♦️Japanは世界畜産動物福祉ランクが最下位のGランクです。♦️10/4迄休みます








画像/Pinterest





古川柳

http://surume81.web.fc2.com/hitorigoto/zakkan/senryu/senryu.html



以下、上の記事より引用



川柳(誹風柳多留より) 2012・10・29(月)
 我が好かぬ男の文は母に見せ
   好きではない付け文の男を母に断ってもらう気弱な娘。
 捨てられぬ文が島田のしんになり
   愛しい人の手紙は髷(まげ)の芯(しん)に用いて大事にする娘心。
 惚れたとは女のやぶれかぶれなり
   女が「若い時は親に従ひ、盛りにしては男に従ひ、老ては子に従ふ」(毛吹草・寛永15年)という時代、愛の告白は余程のこと。まさしく「やぶれかぶれ」なのだ。
 男でも惚れたとは言いにくい。「惚れたとは短い事の言いにくき」がこの世界なのだが、この世の中心をなす素晴らしい世界でもある。

古川柳(誹風柳多留より) 2012・11・8(木)
 相性(あひしやう)は聞きたし年は隠したし
   男との相性(生まれ年で占う)は知りたいが、年は隠したい娘心。
 本の年いひないひなと膝でおし
   お転婆娘ならこう迫る。
 白状を娘は乳母(うば)にしてもらひ
   箱入り娘は色恋を乳母に頼る。恋の悩み、あるいは子が出来た?
 きかぬふりするは娘の吉事なり
   婚礼前の娘の嬉しさと恥ずかしさ。

お転婆ではこうはいかない。娘心はいろいろ、なかでも「恥ずかしさ」は風情がある。

古川柳(誹風柳多留より) 2012・11・9(金)
 姑(しうと)めの日向ぼつこは内を向き
  娘も嫁入りすると強敵がいる。
 姑を今でもいびるひいばゝあ
  上には上がいるものだ。
 叱らずにとなりの嫁をほめて起き
  粗相のあった嫁を直接叱らない。真綿で首を絞めるようなもの。

 我欲を捨てて仲良しに!こんな世界は川柳だけでいい。

古川柳(誹風柳多留より) 2012・11・23(金)
 泣きながら眼(まなこ)をくばる形見分け
  この時代の形見分けの中心は衣類、貴重品だった。
 泣き泣きもよい方を取る形見分け
  今は「泣く泣くもよい方を取る形見分け」が人口に膾炙(かいしゃ)する。
 泣き泣きもうかとは呉れぬ形見分け
  与える側からはこうなる。
 背の低かった父の形見分けの服は高価な物もあったが、もらった親族はほとんど着れなかったと思っている。

古川柳(誹風柳多留より) 2012・11・29(木)
 絵で見ては地獄の方が面白し
  極楽は蓮と迦陵頻伽(かりょうびんが・上半身が人で下半身が鳥の
  仏教における想像上の生物)しか描かれてなく退屈なところと言う。
  落語の大ネタ・地獄八景亡者戯(YouTube)はとても面白い。
 極楽は見たい所だが行く気なし
  川柳の世界ではこうひねくれる。しかし、案外真っ当かも。 

古川柳(誹風柳多留より) 2012・12・3(月)
 三人で一人魚(うを)食う秋の暮れ
  誰が生臭物の魚を食べたの?と直ちに想定できれば素晴らしい。分からなかったと言う意味で取り上げた。新古今集の三夕の歌(「秋の夕暮れ」を結びとした三首の名歌)が前提になっている。だから、三人は寂蓮法師、西行法師、藤原定家となる。
  さびしさはその色としもなかりけり槙(まき)立つ山の秋の夕暮れ 寂蓮
  心なき身にもあはれは知られけりしぎ立つ沢の秋の夕暮れ    西行
  見渡せば花も紅葉もなかりけり浦の苫屋(とまや)の秋の夕暮れ 定家
 寂連と西行は僧だから魚は食べない。定家だけは俗人なので魚を食べるだろうと言ううがち(表に現れない事実・世態・人情の機微を巧みにとらえること)。川柳もなかなか難しい。



古川柳(誹風柳多留より)完 2012・12・11(火)

 真つ白な名歌を赤い人がよみ

  これも和歌を知らないと分かりにくい。

 「田子の浦ゆうち出でて見れば真白にぞふじの高嶺に雪はふりける(万葉集・山部赤人)」を背景に「真つ白」と「赤い人」を縁語にして詠んでいる。

 「田子の浦にうち出てみれば白妙のふじの高嶺に雪はふりつつ(新古今集)」に対して

 赤人を白妙にした新古今

 と和歌に素早く対応した見事な川柳が詠まれている。




素晴らしいと思った川柳



三人で一人魚(うを)食う秋の暮れ




だけど、これは背景を知って狙いがちゃんと分かる句なので、もう一句選ぶことにした



 

面白いと思った川柳



姑を今でもいびるひいばゝあ



痛快な句。姑が何故嫁をいびるのか、私には永遠に分からない。が、聞いてみたら理由はあるのかも知れないと思う。


うちの母が、孫を2人預かっていた時の話。2人は女の子で4歳と1歳くらいだった。前々から母は下の孫に優しくなかった。上の孫は可愛くて仕方ないようだった。相性なんかな〜と思ってた。


ある日、私の目の前で、母が下の孫のほっぺを指で弾いた。1歳児は何も悪い事をしてない。一緒に家に来ていたお母さんの所へ1歳児は泣きながら逃げて、お母さんに抱きついた。お母さんはきょとんとしていた。1歳児は自分が何をされたかを説明できなかった。


私は母に「なんでそんな事をするのよ?」と聞いた。母は「憎たらしいから」と答えた。私は何故憎たらしいのか理由を聞いた。母は、「この子が生まれたせいで、親が苦労してるからだ」と言った。私は「この子を産む事に決めたのは2人の親。この子は自分の意志で産まれたんじゃないよ。」「この子はただ産まれただけ。」と母に言った。母は分かってくれたみたいだった。私は「□□ちゃんは○○ちゃんの妹だよ。妹がいじめられたら○○ちゃんが悲しむよ。」と言っておいた。○○ちゃん大好きな母だ。ダメ押ししといた。すると、それからは、母は2人の孫を平等に扱うようになった。□□ちゃんが可愛いと言うようなった。


こんなふうに、聞いてみたら、ちゃんといじめてしまう理由があった。姑の嫁イビリも理由があるのかも知れない、とふと思う。




実作

「姪っ子の受難」



誰もいぬ所でばあば孫叩く


叩かれたと言葉にできぬ1歳児





喋れない子に、ほんとに酷いおばあちゃん。私が介入できて良かった。







誤字脱字ありましたらすみません。読んで頂きありがとうございました。